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「負けない今永昇太」メジャー1年目快進撃の支えは…右打者封じる2つの「決め球」 


ブレーブス戦で力投するカブス今永昇太(AP)

<ブレーブス2-0カブス>◇13日(日本時間14日)◇トゥルーイスト・パーク

カブス今永昇太投手(30)が5回7安打無失点、7奪三振のピッチングも、6勝目はお預けとなった。

メジャー1年目の今季、右打者相手に好成績を残している。試合前時点で、対右打者への被打率は1割7分7厘、左打者に対しては2割1分4厘と、右打者を得意としている。

この日の相手、ブレーブス打線は右打者が7人(両打ち1人)、左打者が2人のオーダー。被安打7のうち、左打者に浴びた安打は3本と約半数を占めた。対して、8三振のうち右打者から奪ったのは6個。右打者への決め球となっているのは低めに落ちるスプリットと高めの直球だった。

右打者が落ち球のスプリットをケアする中で、高めの直球が有効だった。5回1死、本塁打数トップの3番オズナに対しては、初球に内角高めの直球でファウルを打たせ、2球目は外角低めのスプリットでバットをスイングさせず。2ストライクから内角高めを狙った直球が2球外れるも、2-2からの5球目、内角高めの92・4マイル(約150キロ)の直球にホームランアーティストのオズナは振り遅れ、ファウルチップが捕手アマヤのミットに収まった。

この日、右打者から奪った6三振のうち、高めの直球で仕留めたのは3個あった。身長178センチとメジャーでは小柄な部類の今永が、浮き上がっているように見える軌道の直球で打者を押し込んでいる。

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