<パドレス2-1ドジャース>◇10日(日本時間11日)◇ペトコパーク
ドジャース大谷翔平投手(29)が「2番DH」で出場し、3試合ぶりのマルチ安打をマークしたが、チームはサヨナラ負けを喫した。
大谷は1回1死の第1打席、先発右腕キングと対戦。カウント1-2から外角高めのツーシームを空振りし、三振となったが、2回1死一塁の第2打席ではシンカーを捉え、流し打ちで左前に運んだ。
1点ビハインドの8回無死一塁、第4打席はパドレスの2番手で登板した松井裕樹投手(28)と対戦。3球目のスライダーを捉え、左中間を破る二塁打で無死二、三塁のチャンスを作り、フリーマンの同点犠飛につなげた。
チームは9回に3番手の右腕グローブが1番アラエスにサヨナラ打を浴び、惜敗。連勝は7でストップした。守護神のフィリップスが右太もも裏の張りで離脱中で、右腕ハドソンが代役を務めているが、救援陣が踏ん張れなかった。
また、この日はストライクゾーンがやや広く、打線はキングから11三振を喫して無得点に沈んだ。試合後、ロバーツ監督は「序盤、選手達はストライクか、そうでないか、迷っていたように思うが、キングを称賛すべき。ボールがよく動いていた」と、変化の激しいツーシームを駆使した相手の投球をたたえた。