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【巨人】西舘勇陽がプロ初失点で初黒星 「プロは甘くないというのは分かったろうし」阿部監督


DeNA対巨人 8回裏DeNA1死二塁、牧に適時二塁打を許しうつむく西舘(撮影・垰建太)

<DeNA7-2巨人>◇26日◇横浜

西舘勇陽投手(22)がプロ初失点で初黒星を喫した。25日の中日戦でデビュー戦から10試合連続ホールドのプロ野球史上初の偉業を達成。無失点も継続していたが、11試合目で初めて失点し、勝負の厳しさを味わった。

1点リードの8回にマウンドを託された。先頭のDeNA桑原に中前打を許し、続く石上の犠打で1死二塁と攻められた。勝負どころで、追い込んでからの1球を詰めきれなかった。「結果球のところで、構えたところより全部、甘く入ってしまった」。佐野にはカウント2-2から外角高めカットボールを左中間へ適時二塁打。中大の3学年先輩の牧には0-2からの3球目直球が真ん中に吸いこまれた。打球は前進守備だった左翼丸を越え、勝ち越しの適時二塁打とされた。

阿部監督は「いつかは点は取られる。こういう形で悔しい思いをして。プロは甘くないというのは分かったろうし。また頑張ってくれれば」と温かいまなざしでさらなる奮起を促した。試合後、西舘はロッカー室でうなだれていると、杉内投手チーフコーチから「まだ4月だぞ」と励まされた。戦いは始まったばかり。119試合残っている。【上田悠太】

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