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【西武】今季4度目のサヨナラ負けで4連敗 40歳中村剛也が同学年の平野佳から本塁打も勝てず


オリックス対西武 10回裏オリックス2死二、三塁、紅林弘太郎(24)にサヨナラの適時打を許しガックリする本田(撮影・藤尾明華)

<オリックス4-3西武>◇24日◇京セラドーム大阪

西武は今季4度目のサヨナラ負けを喫し、2度目の4連敗となった。

23日の同戦で散発4安打に終わるなど、苦しむ打線をこの日大幅に組み替えた。開幕から全試合で4番に据えてきたアギラー、レギュラーメンバーの源田、外崎をスタメンから外した。大胆なオーダーで試合に臨んだ松井稼頭央監督(48)は「そこはこちらもちょっと動くという意味でね、変えましたけど」と策を打ったが、勝利とはならなかった。

3点を追う9回におかわり君こと中村剛が、40歳同学年のオリックス守護神右腕の平野佳から、先頭で左越えに今季第2号となるソロをかっ飛ばした。ここから反撃を開始。4番佐藤龍が三塁打でチャンスを広げ、5番平沼がレフトへ適時二塁打を放ち1点差。2死一、三塁となり、この日34歳の誕生日を迎えた金子侑が中前に落とす同点適時打で延長戦に持ち込んだ。

しかし、10回2死二、三塁のピンチから4番手右腕の本田が紅林にサヨナラ打を浴び、勝利を譲った。土壇場で結果を出した金子侑は「打てて本当によかったですけど、負けたので残念です」と肩を落としながら帰りのバスに乗り込んだ。

開幕から21試合で20通りの打順を試してきた。今月2日と4日の本拠地オリックス戦以外はすべて違う並びのオーダーも7勝14敗で最下位。借金は7となった。延長戦では昨年6月から13連敗で、リーグワーストを更新した。松井監督は「しっかりと明日につなげられるように」と気持ちを切り替えた。【山崎純一】

▼40歳8カ月の西武中村が、40歳1カ月のオリックス平野佳から本塁打。40代の打者が40代の投手から本塁打は、中村が昨年9月6日にオリックス比嘉から放って以来、パ・リーグで史上2度目となった。中村が平野佳から本塁打を打ったのは12年8月14日以来、12年ぶり4本目。

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