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【町田】首位に返り咲き!アウェーでFC東京下す 初先発望月「ヘンリーの1ミリ」決勝アシスト


東京対町田 前半、先制ゴールを決める町田ナ・サンホ(中央)(撮影・野上伸悟)

<明治安田J1:東京1-2町田>◇21日◇第9節第2日◇味スタ

FC町田ゼルビアがアウェーでFC東京を2-1と下した。首位だったセレッソ大阪が1-2で名古屋グランパスに敗れたため、首位に返り咲いた。

先制したのは町田。前半14分、左CKからMF仙頭啓矢がファーサイドへ送ったボールをMFナ・サンホが右足で直接ボレーシュートで叩くと、鋭いシュートが決まった。

対するFC東京も反撃に出た。19分、ゴール前へ押し込み、町田DFドレシェヴィッチのハンドを誘発。このPKを21分にFW小柏剛が決めて1-1の同点とした。

前半25分、町田が勝ち越しに成功した。カウンターから好機をうかがう中、狙い通りに右サイドのスペースへ縦パスを送る。DF望月ヘンリー海輝が長いストライドを生かして猛ダッシュ。ゴールライン際ギリギリのところ、滑り込みながらゴール前へクロスボールを送ると、FWオ・セフンがダイビングヘッドでゴールに流し込んだ。

VARでゴールラインを割っていないか、アウトオブプレーの確認が入ったが、ゴールライン上ギリギリ「ヘンリーの1ミリ」が認められ、2-1とリードした。

後半はFC東京が優勢に試合を進める。17分にはFW俵積田晃太がゴール前左からシュート性のボールをゴール前へ送ると、FW遠藤渓太が右足で合わせる。シュートはゴールバーを直撃し、同点とはならなかった。

後半20分には小柏に代えてブラジル人FWジャジャ・シルバを投入。快足を生かした単独突破を武器とする強力アタッカーを投入し、攻勢に出た。

ジャジャ・シルバが何度もドリブルで持ち込む場面はあったが、町田のDFライン中央を固める昌子源、ドレシェヴィッチが粘る強く対応し、決定的な場面を作らせなかった。

3万811人という大観衆に後押しされたFC東京だったが、押し込みながらも1点が遠い。町田は守護神・谷晃生の安定したセーブもあって、1点を守り切った。

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