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日本ハム競争激化、スタメンは固定へ=ヤクルト3連覇へ投手陣整備―プロ野球・キャンプのポイント(6)


 【日本ハム】昨季は新庄監督が「トライアウト」と位置付けて1年を戦ったが、今季は3月のオープン戦からスタメンを固定する方針。キャンプ初日から紅白戦を組んでメンバーを見極める。  最下位からの躍進には投打で底上げが必須。近藤が抜けた穴が大きい外野では、長打のある万波、今川が好機を生かせるか。投打二刀流の新人、矢沢も定位置をうかがう。  新戦力の加入で競争は激しくなりそう。捕手はオリックスからFAで伏見が入団し、宇佐見と争う。二塁は米大リーグ経験もあるドラフト3位の加藤豪が加わった。昨季成長を示した一塁の清宮、三塁の野村、遊撃の上川畑はスタメンの座をより確実なものにできるか。  投手陣は救援の整備が急務。抑えを務めた石川、北山らに続く中継ぎの台頭が待たれる。  【ヤクルト】三冠王の村上を筆頭に、打って走れる山田と塩見、長打があるオスナ、サンタナを擁する打線は12球団屈指。チーム史上初のリーグ3連覇達成へ、2年続けて2桁勝利者がいない投手陣の強化に重点的に取り組む。  先発候補は多いが、現状で計算が立つのは小川、高橋、サイスニードまで。ローテーション定着へドラフト1位新人の吉村や2年目の山下、新外国人のピーターズらが争う。43歳の石川は今季も中10日程度の間隔で登板するとみられ、2軍スタートの奥川の復帰も待たれる。  退団したマクガフに代わる抑えの固定もポイント。候補として米大リーグ通算243試合登板のケラを補強した。安定感がある清水、田口、木沢ら中継ぎ陣からの配置転換もあるかもしれない。 (了)【時事通信社】
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