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オリックス、V3へ攻撃強化を=中日は二塁手争いに注目―プロ野球・キャンプのポイント(1)


 【オリックス】リーグ3連覇と2年連続日本一へ。昨季はリーグ最少の89本塁打、同4位の490得点と迫力を欠いた打線の長打力、得点力の強化を図りたい。  主砲の吉田正が米大リーグに移籍。西武から森がフリーエージェントで加入したが、中嶋監督は「(吉田正の)代わりは絶対にいない。全員でやっていくしかない」。来田や元、池田ら若手のアピールで競争を生み、打線の底上げにつなげたい。日本シリーズで本塁打を放った太田は二塁の定位置奪取に挑む。  先発は2年連続投手4冠の山本、宮城を軸に盤石の布陣。3年目の山下らローテーション入りを狙う若手にも楽しみな存在が多い。監督は救援の勝ちパターンを固定しない考えで、山崎颯や宇田川らを中心に抑えの平野佳につなぐ形を模索する。  【中日】阿部が抜けた二塁の定位置争いに注目。立浪監督は新人に競わせる方針を示しており、ドラフト2位の村松、6位田中、7位福永の各内野手が1軍スタートとなった。  昨季12球団最少の414得点に終わった打線は、新加入のアキーノやカリステ、3年ぶりの復帰となったアルモンテがカギを握りそう。計10試合の対外試合が組まれており、新戦力はアピールの場としたい。  新任の和田打撃コーチは技術指導だけでなく、練習後に配球や打席での心構えを座学形式で教える。キャンプ序盤に実施し、2月11日からの実戦につなげる考えだ。  大野雄、柳、小笠原、高橋宏、松葉に続く先発の台頭も必須。楽天から移籍の涌井やドラフト1位の仲地らには高いレベルでの競争が期待される。 (了)【時事通信社】
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