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100周年式典に国枝さんら=錦織、大坂もメッセージ―日本テニス協会


 昨年3月に創立100周年を迎えた日本テニス協会が25日、東京都内で記念式典を開いた。このほど現役を引退した車いす男子の国枝慎吾さんが参列し、男子の錦織圭(ユニクロ)や女子の大坂なおみ(フリー)はビデオ映像で祝辞を寄せた。  錦織は「長い歴史の中に自分も名前を刻むことができてうれしい」とコメント。自身の活躍がテニスの普及の大きな力にもなっており、「これからもたくさん選手が出てくるよう、僕も頑張る」と誓った。  先駆者は、1920年アントワープ五輪男子シングルスで日本史上初の五輪メダルとなる銀を獲得した熊谷一弥ら。22年には、現協会の前身となる日本庭球協会が発足した。90年代には女子の伊達公子、男子の松岡修造らがツアーで躍動。近年の四大大会シングルスでは、錦織が優勝まであと一歩と迫った後、2018年全米オープンで大坂がついに頂点に立った。  長く世界のトップに君臨した国枝さんは、パラスポーツ全体の認知度向上にも貢献した。その姿に憧れた16歳の小田凱人(東海理化)が「後継者候補」と呼ばれるまでに成長。国枝さんは今後もテニスに関わる意欲を示し、「恩返しするエネルギーはまだ残っている」と語った。  式典では、75年ウィンブルドン選手権女子ダブルスで優勝した吉田(旧姓沢松)和子副会長や、四大大会の女子ダブルスを3度制し、現在は国別対抗戦女子ビリー・ジーン・キング杯の日本代表監督を務める杉山愛さんも登壇。現役当時の思い出や葛藤など、貴重なエピソードを披露した。 (了)【時事通信社】
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