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奮闘の一年、試練も喜びも=松山英樹インタビュー―米男子ゴルフ


 米男子ゴルフツアーで活躍する日本のエース、松山英樹がこのほど時事通信のインタビューに応じ、大きな喜びも苦難も味わった一年を振り返り、来年への抱負を語った。  2022年は最高の滑り出しだった。1月のソニー・オープン(米ハワイ州ホノルル)で劇的な逆転優勝。米ツアー通算勝利は崔京周(韓国)に並ぶアジア勢最多の8勝となった。  この大会で日本勢が優勝するのは、1983年に前身のハワイアン・オープンを制した青木功以来。「年始めに8勝目を挙げられた。青木さんが日本人として米ツアーで最初に勝った場所。自分も勝つことができてすごくうれしい」  しかし、試練が待っていた。「いいスタートになったと思ったが、翌週ぐらいから少しずつけがが始まってしまった」。首に激痛が走ることもあり、「ここまでひどい症状で長引くことはなかった」とも。ただ、故障と闘いながら要所で奮闘した。  AT&Tバイロン・ネルソンとメジャーの全米オープン選手権では、最終日ホールアウト時点で一時的にトップとなり、優勝に肉薄。また、ランキング上位30人しか出場できないプレーオフ最終戦のツアー選手権に、9年連続で進出した。  継続中の選手では最長記録となったが、満足感は全くない。「最終戦出場は最低限の目標。そこは守りたい思いが強い」  2月に節目の30歳になった。「首などの痛みがなかなか治らなかったり、長引いたりしているのは30歳になったからだと、言い訳にしている」と冗談めかして笑う。  安定した成績を残したい23年に向けて、「1年間、何もけがなくできれば、おのずといいところにいくと思う」と自信はある。体のケアに細心の注意を払いながら、まずは米ツアー9勝目を狙う。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える男子ゴルフの松山英樹=15日、東京都港区 〔写真説明〕インタビューに答える男子ゴルフの松山英樹=15日、東京都港区
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