フランスのＧＫロリス、前半を悔やむ＝Ｗ杯サッカー

　前回大会の優勝を知るフランスのＧＫロリスは、ＰＫ戦で１本も止めることができなかった。「敗者に回るというのは、いつも残酷なことだ。痛みを和らげる言葉は見つからない」。応援に駆け付けたマクロン大統領から試合後に言葉をもらったというが、ショックは隠せなかった。 　「心残りなのは、完全に失敗してしまった前半だ。あらゆる面で食い物にされた」。アルゼンチンの反則も辞さない激しい当たりに押され、２点を失った前半の戦いを悔やんだ。ただ、２度も追い付き、ＰＫ戦まで持ち込む粘りには「真っ向勝負を挑み、反発力を見せた。誇りに思う」。主将として、最後まで諦めなかった仲間をたたえた。　（ルサイル時事） 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、アルゼンチンに２点目を奪われ、肩を落とすフランスのＧＫロリス（中央）ら＝１８日、ルサイル