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世界に通じた守備=攻撃面では強豪と差も―森保ジャパン、新しい景色(上)


 サッカー日本代表のカタールでの戦いが終わった。「新しい景色」を合言葉に初のベスト8を目指した7度目のワールドカップ(W杯)挑戦は、またも16強止まりに。森保ジャパンが残した功績と課題を検証する。  ◇割り切った本番  0―1で前半を折り返した初戦のドイツ戦。森保監督が早々と動いた。後半から3バックに切り替え反転攻勢に出ると、終盤に2点を奪い逆転。世界に衝撃を与える快進撃の始まりだった。  3―4―3の布陣。3トップの両翼とウイングバックのいるサイドで優位性をつくり、劣勢を盛り返す。スペイン戦でも見せた後半勝負の戦いは鮮やかなものがあった。  ただ、基本は自陣に5バックのブロックを敷く速攻勝負。4年半で構築した4―5―1に見切りをつけ、森保監督は強豪相手に割り切った戦いを選択したと言え、伊東は「ほとんど今回はぶっつけ本番」と明かした。  「いい守備からいい攻撃へ」が、一貫したチームコンセプト。本来は前田をスイッチ役に前線からプレスをかける形を思い描いたが、ボール扱いにたけるドイツ、スペインには通用しなかった。  それでも、新たに見せた「いい守備」には収穫も。ゴール前を固めて粘り強く耐え、クロアチア戦では苦手としてきた空中戦に対抗。4年前に屈したベルギー戦と同じ過ちは繰り返さなかった。次代も担う冨安、板倉らの守備陣は、4戦で世界に通じる力を示した。  高速カウンターを武器にドイツ、スペインを破ったのは快挙に違いない。ただ、支配率が全てではないが、同じようにボールを保持して攻撃を構築し、対等に渡り合いたかったのが選手たちの本音でもある。  ウイングバックとして守備にも貢献した三笘は「高い位置でプレーしたい気持ちは押し殺して、チームのためにプレーしないといけない。そういうW杯だった」と明かした上で、「自分たちが攻撃的にサッカーをしていくことが必要。それには個人がレベルアップするしかない」と指摘した。悲願の8強は確実に近づきつつある。これからの4年で世界との差を埋める取り組みは続く。 (ドーハ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕クロアチア戦の前半、指示を出す森保監督=5日、アルワクラ 〔写真説明〕スペイン戦後半、ボールをキープする三笘(手前左)=1日、ドーハ
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