ボラス氏、納得のスピード決着＝吉田正の代理人―米大リーグ

　【サンディエゴ時事】米大リーグ、レッドソックスと５年契約で合意したオリックスの吉田正尚外野手の代理人、スコット・ボラス氏が７日、ウインターミーティングが行われていたサンディエゴのホテルで取材に応じた。 　大リーグ公式サイトによれば、５年総額９０００万ドル（約１２２億４０００万円）の大型契約。日本からメジャーに移籍した野手としては、今季カブス入りした鈴木誠也の５年８５００万ドルを上回る。ポスティングシステムを利用しての移籍交渉は解禁初日にスピード決着し、「多くのチームが即座に反応した。通常の２～３倍の早さで、新幹線のようだった」と笑顔を見せた。 　ボラス氏は出塁率、三振の少なさ、速球への対応などが評価の高さにつながったと説明。レッドソックスに決まった理由の一つとして本拠地フェンウェイ・パークを挙げ、「彼の能力を高いレベルで発揮できる球場だと思った。チームもそう考えていた」と説明した。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕ウインターミーティングの会場で取材に応じる吉田正尚の代理人、スコット・ボラス氏＝７日、サンディエゴ