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世界に近づいた「新時代」=8強の壁は高くても―「新しい景色見せた」・W杯サッカー


 新たな歴史の扉に、手は届いていた。前回準優勝のクロアチアとの激闘は120分の戦いでも決着はつかずPK戦へ。森保一監督は「PKまでいく流れの中で、できれば勝ちたかった。残念だが受け止めていきたい」。悲願のベスト8の夢は、またも目前で散った。  今大会で初めて先制に成功。前半43分にサインプレーを用いたCKから前田大然(セルティック)が、吉田麻也(シャルケ)の折り返しに左足を振り抜いた。  後半10分に失点。その後も高さで優位に立つ相手に空中戦で押されたが、逆転は許さなかった。2―0からたちまち3点を失った4年前のベルギー戦の姿とは違う。吉田を中心に要所を締め、対等に渡り合った。  同じ決勝トーナメント1回戦敗退でも、1勝1分け2敗だった前回ロシア大会とは意味合いは異なる。今回は2勝1分け1敗。優勝回数で4度のドイツと、1度のスペインを倒す歴史的勝利を挙げ、同じ欧州のクロアチアとも記録上は引き分け。今回の快進撃が奇跡や偶然でなかったことを、最後の一戦でも示したと言える。  W杯初出場から24年。今や本場欧州でプレーする選手が代表チームの大半を占め、各国リーグや欧州チャンピオンズリーグ(CL)などで世界クラスの選手を相手にすることが日常的になった。4大会連続出場の長友佑都(F東京)は「確実に世界と戦えると、自信を持って言える」と言い切った。  敗戦後、ピッチの中心で円陣を組み、森保監督がいつも以上に熱く語り掛けた。「選手の努力が色あせることはない。優勝経験国に勝てる新しい景色は見せてくれた。日本が世界で戦い、世界で勝っていける新時代を見せてくれた。この悔しさを次の成長につなげてほしい」  勇敢に粘り強く、そして日本らしくチーム一丸となって戦った。世界を立て続けに驚かせた大躍進は日本列島を沸かせた。胸を張っていい。 (アルワクラ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、先制ゴールを決め喜ぶ前田(手前中央)=5日、アルワクラ 〔写真説明〕前半、クロアチアの攻撃を防ぐ吉田(右)=5日、アルワクラ 〔写真説明〕クロアチアに敗れ、選手を抱きしめる森保監督(中央)=5日、アルワクラ
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