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オーストラリアのレッキー、劣勢で一刺し=節目でW杯初ゴール=W杯サッカー


 劣勢の中で貴重な決勝点を奪った。オーストラリアのレッキーは「われわれは常に1次リーグを突破するために歩んできた。それが達成できた」と胸を張った。  序盤からデンマークに主導権を握られる展開。後半15分、味方が自陣ペナルティーエリア内でボールを奪って速攻に転じ、マグリーのロングパスにレッキーが抜け出す。対峙(たいじ)した相手を左右に切り返して揺さぶり、最後は左足で股間を抜くシュート。GKも手が届かない絶妙なコースに転がし、見事な一刺しを見舞った。  長くドイツでプレーし、昨年母国のAリーグに戻った。代表での実績も豊富な31歳は、この日がW杯通算9試合目の出場。かつてのエース、ケーヒルらに並び、豪州選手最多となった。節目で念願のW杯初ゴールを決め、「キャリアで成功できた理由の一つは、仕事に対する決意だ」と感慨深げに語った。  守備でも走り回り、大粒の汗を拭いながら試合終了間際に退くと、万雷の拍手と声援を受けた。「今は何と表現したらいいか分からない」。豪州初の8強入りへ向け、強豪アルゼンチンに挑む。 (アルワクラ時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、先制ゴールを決め、喜ぶ豪州のレッキー(左端)=11月30日、アルワクラ
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