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WADA会長、懸念表明=ワリエワのドーピング問題


 【ニューヨーク時事】世界反ドーピング機関(WADA)のバンカ会長は27日、北京五輪大会中にドーピング問題が発覚したフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ(ロシア・オリンピック委員会=ROC)を巡るロシア反ドーピング機関(RUSADA)の対応の遅れに懸念を表明した。自身のツイッターに「問題が速やかに解決されない限り、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する権利を行使することをRUSADAに正式に通知した」と記した。  当時15歳だったワリエワは、団体でROCの1位に貢献した後、昨年12月に採取された検体から禁止薬物が検出されたことが発覚。RUSADAは今月21日に、保護対象者である選手の利益を守るため、調査過程などを公表しないと発表した。 (了)【時事通信社】
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