コロナ延期「乗り越えた」＝世界パルクール

　障害物を乗り越えながらタイムや技を競うパルクールの第１回世界選手権が１４日、東京・有明アーバンスポーツパークで開幕した。新型コロナウイルス禍のため度重なる延期を経た大会には、約４０カ国・地域から約１００人がエントリー。主催する国際体操連盟（ＦＩＧ）の渡辺守成会長は開会式で「コロナで延期されたが、パルクールと同様、ついに障害を乗り越えた」とあいさつした。 　この日は女子スピードで泉ひかり（ＴＯＫＩＯインカラミ）が予選を突破。泉は「私が始めた１０年前と比べて、いろんなことが先に進んでいる。もっと競技を知ってもらえたらうれしい」と話した。 　パルクールはスケートボードなどと同じ「アーバンスポーツ」に分類され、２０２８年ロサンゼルス五輪での実施競技入りが期待される。　（了）【時事通信社】