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阪神、鉄壁の救援陣=三回途中から零封リレー―プロ野球CS


 引き分けも許されない一戦で、リーグ屈指のブルペン陣が真価を発揮した。阪神は三回途中から継投に入り、救援4投手全員が回またぎをしながら無失点でつないだ。矢野監督は「みんな粘ってくれた。申し分ない」と手放しでたたえた。  才木が三回に暴投で失点し、さらに佐野に四球を与えた。1死一、三塁で4番牧を迎えるところで浜地がマウンドへ。「焦ることなく、意気に感じて投げた」。カットボールで二ゴロ併殺打に仕留め、1球で切り抜けた。  浜地は四回も抑え、その後は岩貞とシーズン中は主に先発を務めた西純が好救援。八回途中から登板した湯浅は九回に1死満塁とされたが、「気持ちでは負けない。マウンドでは絶対に弱気になりたくない」。最後は直球で代打藤田を二ゴロ併殺打に封じ、最少リードを守り切った。  最大の課題だった中継ぎの再整備は、湯浅と浜地の台頭で解決した。湯浅は最優秀中継ぎに輝き、浜地も勝ちパターンの七回に定着して52試合に登板した。  DeNAとの3試合で無失点と鉄壁を誇った救援陣が、ヤクルトとのファイナルステージに挑む。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕力投する阪神5番手の湯浅=10日、横浜 〔写真説明〕ファイナルステージ進出を決め、湯浅(右)を迎える阪神の矢野監督=10日、横浜
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