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節目の勝利で優勝に王手=和田、淡々と役割果たす―プロ野球・ソフトバンク


 重圧のかかるマウンドでも、ソフトバンクの和田は淡々と腕を振った。オリックスの結果次第では優勝が決まる一戦。「どんな場面でもやることは変わらない」と平常心で臨んだ。  一回から飛ばした。衰えを感じさせない直球を軸に組み立て、三回までは無安打。3点の援護をもらった後、四回1死三塁で浅村に左前打を許して1点は失ったが、続く4番島内は内角への142キロで遊飛。鈴木大も打ち取った。5回限定の起用ながら、役割はきっちりと果たした。  この日つかんだ白星で、日本通算150勝の節目に到達した。「松坂世代」の同期はみんなユニホームを脱いだが、プロ20年目の今季もマウンドに立つ。若手に負けない練習量も支えとなっており、「野球が好き。今でも上手になりたい、良い球を投げたいという気持ちは衰えていない」と話す。  オリックスが勝ったため、優勝は決められなかったが、マジックを「1」に減らした。残り2試合で、10月1日の西武戦では引き分けでも2年ぶりのリーグ制覇が決まる。和田は「必ず監督を胴上げしたい。千賀が決めてくれると思うので、全力で応援したい」。歓喜のゴールは目前に迫った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕力投するソフトバンク先発の和田=30日、楽天生命パーク 〔写真説明〕通算150勝を達成し、笑顔でボードを掲げるソフトバンクの和田=30日、楽天生命パーク
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