谷川原、代役全う＝柳田のバットで打点―プロ野球・ソフトバンク

　新型コロナウイルスの感染が広がり、正念場を迎えたソフトバンク。主砲の柳田も離脱した状況で、その穴を埋めるべく、中堅で先発した谷川原が躍動した。 　一回に２点を先取し、なお２死満塁。３球目のフォークを捉えて一塁手の横を抜く２点二塁打を放ち、「当たりは良くなかったが、追加点を取ることができてよかった」。柳田から譲り受けたバットでの一打に「力を借りることができた」と感謝した。 　主砲からの力は、次の打席でも発揮された。三回２死一塁で右中間を破る三塁打。「自分のスイングをすることを心掛けた。プロ初の三塁打でもあるのでうれしい」と喜んだ。 　三森、牧原大らも欠く中で、野村大や増田ら控え選手が序盤で則本を打ち崩した。試合前に藤本監督はファーム施設の場所を引き合いに、「『筑後ホークス』で頑張らないとしょうがない。いるメンバーでやるしかない」と話していたが、若手が底力を見せた。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕１回、２点二塁打を放つソフトバンクの谷川原＝２３日、楽天生命パーク 〔写真説明〕３回、適時三塁打を放つソフトバンクの谷川原＝２３日、楽天生命パーク