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投打充実で首位固め=ヤクルト、逆転で貯金20―プロ野球


 首位ヤクルトがリーグ戦の再開初戦を7―2の快勝で飾った。今季初の6連勝で貯金は20に到達。2位巨人との差を8ゲームに広げ、早くも独走態勢となった。  1点を先制された直後の三回裏、すぐに反撃を開始した。塩見の二塁打で追い付くと、さらに1死二、三塁の好機で山田。交流戦でも本調子ではなかったが、「リセットして新たな気持ち」と心身を整えて臨んだ。内角低めの直球を捉えて勝ち越しの2点二塁打とした。  交流戦でMVPに輝いた主砲の村上に快音はなし。それでも打線は13安打とつながった。8番長岡ら下位打線で好機をつくり、先発のサイスニードはバスターを2度成功させ、投げては8回1失点(自責点0)の好投。「誰かがつなぎ、誰かが点を取っていくという役割をやれればいい」。高津監督が目指す野球を実現した。  6年ぶりのリーグ優勝を果たした昨季は、貯金21で全143試合を終えた。「ベンチからすごい声が出て、いい雰囲気の強いチームだなって感じる」と山田。一体感は増すばかりだ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕3回、勝ち越しの2点二塁打を放つヤクルトの山田=17日、神宮 〔写真説明〕4回、適時打を放ち一塁へ向かうヤクルトのサイスニード(左)。右は三塁走者の青木=17日、神宮 〔写真説明〕8回1失点で4勝目を挙げたヤクルトのサイスニード=17日、神宮
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