Ｇ大阪、こじ開けたゴール＝４試合ぶり得点で勝利―Ｊリーグ

　３試合無得点と、攻撃の迫力に欠けていたＧ大阪。攻め続けた末にゴールをこじ開け、６試合ぶりに勝利をつかみ取った。 　前半３４分に相手に退場者が出てからは、一方的に押し込む展開。待望の場面は後半３６分に訪れた。右ＣＫからの流れで、最後はゴール前に残っていたセンターバックの権敬源が倒れ込みながら頭で押し込んだ。「自分が決めるという気持ちはなかったので、まさか決められると思わなかった」 　４月１０日の清水戦の後半ロスタイムに小野瀬が決めて以来、チームとして３５１分ぶりの得点。殊勲者を中心に久しぶりの歓喜の輪ができた。後半ロスタイムには、途中出場のウェリントンシウバが右足を振り抜き、６試合ぶりの複数得点ともなった。 　もっとも片野坂監督は「得点を取る難しさを感じたゲーム。１１人対１１人ならどうなったか分からない」。１人多い状況で相手の５倍以上のシュートを打ちながら、守りを固めた相手に手を焼く時間が長かったのも事実。パトリックやレアンドロペレイラと、攻撃陣に力のある選手はそろうだけに、この勝利を浮上のきっかけとしたい。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、先制ゴールを決め、喜ぶＧ大阪の権敬源＝８日、パナスタ