ロッテ、ゼロ行進に終止符＝山口、初の４番で一発―プロ野球

　ようやくトンネルを抜けた。３試合連続零敗を喫していたロッテが４点を奪い、連敗を５で止めた。井口監督は「みんなで良い攻撃ができた」と満足げだった。 　二回に先頭の菅野が二塁打で出塁。犠打と佐藤都の犠飛で幸先良く先制した。３０イニングぶりの得点で流れを引き寄せた。 　高卒４年目で初めて４番に座った山口は、四回に真ん中高めの直球をバックスクリーンへ運ぶソロ。３月２７日以来となった２号で貴重な追加点を挙げ、「あまり意識せずにできた。打ててよかった」。この回は岡も一発を放った。 　打線はマーティンの不振に引きずられるように、元気がなかった。山口も苦しんだ一人。主力として期待されたが、開幕スタメンを逃し、「悔しい思いをした。試合に出られていない中で自分のやるべきことをしっかりやってきた」。地元大阪で巡ってきた４番に結果で応えた。 　まだ本調子とは言えないものの、井口監督は「あした以降につながる試合になった」と好転のきっかけと捉える。山口も「全員でここから勝てるように力を合わせたい」と言葉に力を込めた。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕４回、ソロ本塁打を放つロッテの山口＝２２日、京セラドーム