starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

小平、不運にも未練なし=「迷いは全くない」―スピードスケート女子


 スピードスケートの小平は会見場で、時折言葉を詰まらせ、声を震わせながら自らの思いを口にした。「自分の人生を次に進めるには良い頃合い」。スケート界の第一線から、あと半年で退く決意をした。  悔やまれるのは今年2月の北京五輪直前。股関節の違和感がほぼ解消されたのに、1月中旬に練習に向かう途中、不運にも凍った路上で転倒し、右足首を痛めた。  陸上ではジョギングができず、氷上ではスタート時の姿勢を保つこともできない中で本番を迎えた。北京に入ってもスタートの構えやテーピングの施し方を変えて打開しようと試みた。だが、500メートルは連覇を逃し、前回銀だった1000メートルも10位。悔しい結果だが、潔く受け入れた。「どこで最後良いレースをしたいかということだけを考えていた。迷いは全くない」。競技生活に未練はないというように言った。  長野市で迎えるラストレースを見据え、既に練習を再開した。この日の朝も3時間体を動かしてきたと言い、「足首の状態は徐々に良くなっている」と笑顔を見せた。  今夏は、長年師事してきた結城匡啓コーチと競技に向き合う最後の時間にもなる。「この先も人生の先輩として学ぶことはたくさんある。最後の夏とは思わずに、生きていく限りは先生」。形は変わっても恩師として仰ぎ見る。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見で笑顔を見せるスピードスケート女子の小平奈緒=12日午後、長野市
    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.