久光、追い込まれ７点連取＝バレーボールＶリーグ

　久光が勝負強さを発揮した。第１セットを失ったものの、井上愛は「自分たちは絶対いけるという自信があった」。サーブで攻め続けると、修正したブロックが機能して３セットを連取。決勝進出決定戦では、追い込まれた場面で７連続得点を奪い、最大５点差をひっくり返した。酒井監督はチームの成長に目を細め、「最後まで諦めず、粘り強く戦えた」。 　レギュラーラウンドでは３戦全敗だった東レを、昨年１２月の全日本選手権決勝に続いて大一番で撃破。１０日からの決勝では連覇を遂げた２０１８～１９年シーズン以来となる王座奪還を狙う。石井は「後悔がないバレーボールをしたい」と意気込んだ。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕東レ戦の第４セット、スパイクを決める久光の井上愛（左）＝９日、静岡・草薙総合運動場体育館 〔写真説明〕東レ戦の第２セット、スパイクを放つ久光の石井（左）＝９日、静岡・草薙総合運動場体育館