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選手、環境にも負担軽減=中東初の祭典―W杯サッカー


 中東初開催となるワールドカップ(W杯)カタール大会。通例の6~7月ではなく11~12月に開催されることに加え、小さな国土がもたらす利点や、暑さ対策、環境に配慮した取り組みなど特色が見られる。  ◇最もコンパクト  カタールの国土面積は秋田県とほぼ同じ。8会場はドーハ中心部と近郊に位置し、W杯史上「最もコンパクトな大会」となる。会場間の距離は最長でも75キロ(東京~箱根間に相当)。選手、観客とも移動の負担はない。日本企業も携わった地下鉄が整備され、中心部の会場は駅と隣接。1日に複数試合の観戦も可能だ。  ◇冷却装置で快適  カタールの11~12月の平均気温は18~24度だが、日中は日差しが強く、体感は30度前後。各会場には冷却システムが完備され、ピッチ内の気温は22度前後に維持される。日本代表も、昨年9月にハリファ競技場で行われたアジア最終予選の中国戦で体験。大迫(神戸)は「涼しい。夏場でもできる環境だった」と振り返っている。  ◇コンテナも使用  「持続可能性」もテーマ。競技場建設では古い資材を用いたり、解体後に椅子などを再利用したりする。ユニークなのはスタジアム974。数字は組み込まれたコンテナの数で、W杯史上初の解体が可能な競技場。アルトゥママ競技場は、大会後に一部改装してホテルが入る予定だ。(ドーハ時事) 【時事通信社】
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