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中盤の「顔」、がらり変化=躍動感から重厚感―サッカー・はい上がったサムライ(上)


 サッカー日本代表は、7大会連続となるワールドカップ(W杯)カタール大会(11月開幕)出場を決めた。1勝2敗スタートの崖っぷちからはい上がったアジア最終予選。その苦闘と森保体制発足からの変遷を振り返る。  ◇土壇場での決断  昨年10月7日。1勝1敗の日本は、敵地でサウジアラビアに屈した。アジア最終予選3戦目で2敗したのは、初出場した1998年フランス大会以降初めての事態。チームに動揺が走り、森保監督の解任論も浮上した。  直後のオーストラリア戦で、監督が動く。基本の4―5―1から4―3―3へ布陣を変更。中盤にボランチが本職の3人を据えた決断が当たる。W杯予選初出場の田中が早々に先制点。宿敵を2―1で退け、土壇場で踏みとどまった。  森保ジャパンの看板と言えば、当初は攻撃の主体となる2列目。南野、中島、堂安ら多彩なタレントを並べた躍動感あふれる仕掛けは魅力的だった。だが現在は、ボール奪取と配球に優れた遠藤航、守田、田中を逆三角形に配置した中盤が屋台骨。チームの表情は様変わりした。  決断の背景には中盤の攻防が関係する。停滞した予選序盤は、こぼれ球を拾えずに苦しんだ。「日本の生命線は攻守の切り替え」。監督は攻撃から守備に転じた際のボール回収により重点を置き、新たな形で中盤の支配を試みた。  対人に強い3人の素早い奪い返しから、俊足の伊東へ。相手の陣形が整う前に仕掛ける速攻は脅威を増した。MF陣の豊富な運動量も相まって、クロスに関わる人数が増えたこともデータで判明。1月の中国戦以降の3試合は全て2得点と結果も伴った。  吉田や大迫、遠藤航らチームの「柱」を固定しながらも、戦力を入れ替えながら底上げは進んだ。東京五輪世代の三笘や板倉、前田らはまだ伸び盛り。本大会までの約8カ月で、日本はまだ成長の可能性を秘めている。 (シドニー時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕豪州戦の後半、ドリブルする遠藤航=24日、シドニー 〔写真説明〕豪州戦の前半、ドリブルする田中=24日、シドニー 〔写真説明〕豪州戦の前半、ドリブルする守田(右)。左は遠藤航=24日、シドニー
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