緻密な分析で好投手攻略＝高校野球・明秀日立

　明秀日立は入念な準備が功を奏した。大島との対戦が決まった直後から好投手大野のデータを集め、配球の傾向を分析。カウントごとに狙い球を絞り込み、試合序盤で攻略した。 　四回の２点二塁打など３安打を放った佐藤は、「考えていたようにきた。思い切って試合ができた」。主将の石川は「大野はいい投手なので絞らないと打てない。データがいい参考になった」と振り返った。 　１０人程度の部員がデータ班を務めており、優勝した昨秋の関東大会でも力になったという。佐藤は「このカウントでは変化球が多いとか、１球ごとに出してくれる。非常にやりやすい」と感謝していた。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕４回裏明秀日立２死一、三塁、２点二塁打を放つ佐藤＝２３日、甲子園