米大リーグ、新協定に暫定合意＝１６２試合実施へ

　【ニューヨーク時事】労使紛争で開幕延期が決まっていた米大リーグは１０日、オーナー側と選手会が新たな労使協定に暫定合意した。複数の米メディアが伝えた。レギュラーシーズンは４月７日（日本時間同８日）に開幕し、従来の１６２試合を実施する見通しとなった。 　オーナー側と選手会は１０日に協定の改定交渉に臨み、年俸総額によって生じる課徴金（ぜいたく税）規定額の増額など、これまで両者の主張に隔たりのあった金銭面などの条件で歩み寄り、大筋で合意した。新協定の有効期間は５年間。 　大リーグは昨年１２月に旧協定が失効し、オーナー側が施設を封鎖するロックアウトに突入。２月のキャンプ開始が遅れ、今月３１日に予定されていたシーズン開幕も延期が決まった。　（了）【時事通信社】