「Ｚ」印のロシア選手「同じことをする」＝体操男子

　【ロンドン時事】ロシア軍を象徴する「Ｚ」印をつけ、体操の種目別ワールドカップ（Ｗ杯）に出場したロシア男子のイワン・クリアク選手（２０）が同国のテレビ局に対し、「もし、もう一度チャンスがあり、『Ｚ』印をつけるかどうかを選ばなければならないとしたら、全く同じことをするだろう」と語った。ロイター通信が８日に伝えた。 　ウクライナに侵攻するロシア軍の車両にも「Ｚ」印が使われている。クリアク選手はロシア軍を見て、印について調べたという。「『勝利のために』『平和のために』を意味している。私は誰かの不幸を願ったわけではなく、自分の立場を示しただけ。アスリートとして常に勝利のために戦い、平和のために立ち上がる」と述べた。　 　国際体操連盟は６日、クリアク選手について懲戒手続きに入るよう、体操倫理財団に要請したことを明らかにしていた。（了）【時事通信社】