佐藤、上々の滑り出し＝後方から巻き返し１０位―インディカー

　新チーム移籍後の初レースに臨んだ佐藤が、出場ドライバーの中で最も順位を上げ、１０位に入る健闘を見せた。「新しいチームで（インディカー通算）２００戦目を迎えられて、こんなに幸せなことはない。不安と期待がいっぱいだったが、初レースとしては良かった」。笑顔がはじけた。 　予選で振るわず後方からのスタート。決勝直前のウオームアップ走行で１０番手のタイムを出し、手応えを得た。最初の周回から攻めて複数車を抜くと、序盤でトップ１０を捉えた。「スタートで一気に攻めて順位を上げたのが大きかった。予選まで非常に苦しい流れだったので挽回できた」と納得した。 　これまで節目のレースでは結果が出ていなかったそうだが、「いいレースができた。ジンクスを破れたのはいい兆候」。シリーズ参戦１３年目は上々の滑り出しとなった。（セントピーターズバーグ時事）【時事通信社】