フランクフルトの鎌田、チーム鼓舞も実らず＝欧州サッカー

　ロシアのウクライナ侵攻で命を落とした人々への黙とう後に始まった一戦。フランクフルトの鎌田は、１点を追う後半３７分にピッチへ送り込まれた。 　リーグ９連覇中のバイエルン・ミュンヘンを相手に押し込まれる展開。チームを鼓舞すべく、中盤でボールを受けて相手の嫌がるスペースを何度も狙い、ゴール前でドリブルも仕掛けた。鎌田のアクセントを加えるプレーにチームは奮起したものの、決定打は生まれなかった。 　フランクフルトは３連敗を喫したが、グラスナー監督は「多くの場面で素晴らしいプレーを見せた。０―１にされた後のリアクションにも私は納得している。再び成功が訪れると信じている」。王者相手に善戦し、一定の満足感を示した。（フランクフルト時事）【時事通信社】