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渡部暁の奮闘にエール=複合エースだった小林さん〔五輪・ノルディック複合〕


 5度目の五輪に臨んでいるノルディックスキー複合の渡部暁斗(北野建設)を、かつて日本のエースだった小林範仁さん(39)が見守っている。2009年世界選手権の団体で金メダルの快挙を喜び合った間柄。悲願の頂点に向けて奮闘する後輩を「きれいな色のメダルを取ってほしい。これまでの経験を最大限に活用して」と応援する。  国内の複合選手として歴代屈指の走力を持つと評される小林さん。アンカーを務めた09年世界選手権では、強豪国との最後のスプリント勝負を制して劇的な優勝を遂げた。「僕と同じくらい走れていた」と言うのが、当時20歳で次代のエースの呼び声があった渡部暁だ。「ジャンプはひょうひょうと飛んでまねしづらい。(距離でも)あまり力を使わずに走れる」。2種目とも洗練された技術があると感じてきた。  小林さんは日本チームに入った当初、五輪金メダリストの荻原健司さんの後についてスピード練習をしていたが、あるときに前を走るようにしてから実力や結果が向上した経験があった。若き日の渡部暁に対しては、「いつまでも後ろを金魚のふんみたいに走っても、俺より速く走れないよ」と言葉を掛けていたという。「言った記憶は全然残っていないけど」。昨夏に渡部暁に会った際に本人から当時のやりとりを聞かされ、世界的な選手に成長する前夜の様子を思い起こした。  過去2大会連続銀メダルの渡部暁。今季ワールドカップ(W杯)では苦戦が続いたが、小林さんの期待は変わらない。「僕は逆に、いいと思っている。重圧がある中、外国人選手はメダル候補と言われる中でやる。チャンスはある」。15日の個人ラージヒル、17日の団体での笑顔を心待ちにしている。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ノルディックスキー世界選手権の複合団体で優勝し、金メダルを手に喜ぶ(左から)小林範仁、渡部暁斗、加藤大平、湊祐介=2009年2月26日、チェコ・リベレツ(AFP時事)
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