Bリーグ1部(B1)は23日から26日にかけてBリーグチャンピオンシップ(CS)ファイナルが横浜アリーナで行われ、西地区3位の琉球ゴールデンキングスは西地区1位の長崎ヴェルカが横浜アリーナで対戦。第1戦を71-69で勝利し、王手をかけたものの、第2戦を60-66、第3戦を64−72とそれぞれ落とし、1勝2敗で優勝を逃した。
26日の第3戦、第1クォーターではジャック・クーリーがタフショットを決め先制。アレックス・カークや岸本隆一も得点を重ね、序盤は一進一退の展開となるも、その後は長崎の堅いディフェンスを前に得点に苦しむ。第2Qも持ち味が発揮できない状況が続き、一時は16点のビハインドを背負う展開に。23−36で迎えた第3Qではカークの今季初の3ポイントシュートや小野寺祥太の3Pシュートが決まり、食らいつく。勢いにのった第4Qでは残り8分12秒からヴィック・ローや佐土原遼が気を吐き、10−0のランで1ポゼッション差まで迫ったものの、逆転までには至らず。最終的には64−72で第3戦を落とした。
琉球は第3戦ではローが14得点7リバウンド、岸本が14得点、カークが11得点を挙げ、クーリーが10得点13リバウンドのダブルダブルを達成した。リバウンドはオフェンスリバウンド26本、ディフェンスリバウンド27本で計53本を獲得したものの、セカンドチャンスポイントは13点にとどまった。
第3戦後の記者会見では、桶谷大HCと岸本、佐土原が記者の質問に答えた。

桶谷大HCのファイナル第3戦後のコメント
ーー最後に追い上げたが敗れてしまった今の気持ちと敗因はどこにあると考えるか
まず、長崎の皆さんには本当におめでとうと率直に言いたいです。敗因はあるとは思うんですけど、タフショットを決めたり、本当に長崎さんが僕たちを上回ってきたというのが今日(第3戦)の全てだと思います。ただ、本当にここまで連れてきた選手とスタッフ、キングスに関わる関係者の皆さんと、あとファンの皆さん。沖縄の地域の皆さんね。こういうふうに僕たちを支えてくれて最後にこういう試合ができたと思うので、まずそれに感謝したいなと思います。本当、負けて虚しいなって、悲しいなっていうところです。

ーー佐々AHCが来てから二人でこの大会にかける思いはすごく強かったと思うが、シーズンを終えて佐々AHCと過ごした、二人の関係性も含めてどんな感情があるか
本当に一緒に宜央(佐々AHC)と二人三脚で進んできてよかったなと思います。結果こそ(昨季)準優勝、(今季)準優勝になったんですけど、それでも一緒にいた時間だったり、一緒にこのチームをどうにかしたい、優勝させたいという思いで過ごした時間というのは本当に特別なものだったと思うので、二人の中でそれをしまって、お互いいいバスケット人生を歩むようにしていきたいなと思います。
岸本隆一のファイナル第3戦後のコメント
ーー最後に追い上げたが敗れてしまった今の気持ちと敗因はどこにあると考えるか
もちろんチーム全員で優勝を目指していた中で、今日負けてしまって。ゲーム1を勝てたのもなんか、本当になんかこう(優勝が)目の前まできていたのになぁと。ちょうど今こっち(会見場)に向かうときに桶さん(桶谷HC)と話していたんですが、まぁ悔しさというよりも儚さというか。正直、敗因はやっぱりいろいろあると思うんですけど、今はなんかこう、そういう悔しさともまた違うなんともいえない気持ちです。ただ、それとは別でやっぱり長崎が自分たちよりもふさわしいチームだったというのが結果として出たことは事実だと思いますし、それを受け入れてこれからの人生にしっかり進んでいきたいなと思っています。

ーーチームは岸本のために、岸本はチームのためにというところがあったがそこに対して準優勝という結果をどう受けとめて、今後どう生かしていきたいか
結果だけ見ればやっぱり、自分自身力不足だったなというふうに今は受けとめています。ただ、ここに向かうまでの時間というのは本当に財産ですし、なによりも本当に、表現が合っているのかはわからないですが、ここまで、この舞台に向かっている時間というのが本当に楽しくて充実していて。もちろんうまくいかないこともたくさんありましたけど、ぶつかることもたくさんありますし。改めて、自分を擁護するつもりはないですけれど、優勝に向かうための時間というのは自分にとってすごく大事で、そこが一番自分にとって好きな時間だったのかなと今は思っています。
ーーBリーグが開幕して、一番最後までコートに立って、その中で今振り返って思い返したときに今日の一敗というのはどんな負けとして受けとめるか
メディアの方からも何度か言われていた言葉なので、Bリーグの開幕戦とこうやって今の制度のBリーグの最後の試合を戦えるというのは、自分自身、縁というか運命なのかなと思っていて、もちろんそこで勝って終われたら一番よかったと思うんですけど、負けは負けで、これから自分がどう振る舞いどう生きていくかで意味を見いだせると思っているので。むしろ意味を見いだしていくしかないと今は思っているので。試合が終わった後、「持ってないなぁ」と正直自分で思ったんですけど、でもこれはこれで僕の人生を受け入れて、次に進んでいくだけかなと思っています。
佐土原遼のファイナル第3戦後のコメント
ーーチームは岸本のために、岸本はチームのためにというところがあったが、そこに対して準優勝という結果をどう受けとめて、今後どう生かしていきたいか
「隆一さんを日本一に」ではないですけど自分は今年からキングスに来て、自分の中では目標としては優勝したいという気持ちがあってキングスに来て。隆一さんは昨シーズンけがでファイナルの舞台に立てなかったというところで、みんなやっぱり隆一さんを優勝させたいという気持ちがすごくあって、自分もこのキングスに入ってから本当、ここに来るまで隆一さんにはすごく助けられましたし、すごくこうチームの大黒柱としてこのレギュラーシーズンも隆一さんがいないとここまで来れなかったと思います。隆一さんのためにという気持ちはみんなすごくあったんですけど、正直それを叶えられなかったのは正直自分たちすごく悔しい。
隆一さんが言ったように、ここまで来る過程の中ですごく充実したものはありましたし、みんなで話し合いをしたりとか、コーチ陣を含めて話し合いをしたりとか。今シーズン最初ケヴェ・アルマ選手がいて、それが離脱という形になってしまって、次にランダル選手が短期で来て、でドット(ドットソン)が来てと、すごくチームとして難しいシーズンではあったと思うのですが、それでもやっぱりみんながここに来るために一つ一つ何をしなければいけないのかというのを毎日毎日考えて、そのケミストリーが結局ここまで来れたと思います。本当にここに来れたことがすごく、この時期までやれたというのは本当この2チーム(長崎・琉球)だけなので、そこはすごく誇り持っていますし、そこは来シーズンに向けてつなげていきたいなと思います。

ーー1シーズンプレーしてみて、なぜ琉球はこれだけ強さを維持できると感じるか
もちろん環境もそうですし、優秀なコーチやスタッフ、優秀な選手たちが集まってるからというのはあると思いますが、それよりも応援してくれるファンがいるからかなと自分はすごく思っています。本当に特殊と言いますか、他のチームではあまりないような声かけ。沖縄県は他にも実業団チームとかあると思うんですけど、沖縄の中では一番というか応援されているチームではあって、沖縄県がすごくバスケットを、キングスを応援してくれている。そこが強さの秘訣なんじゃないかなと思っていて、どんな試合どんな相手だろうと会場に来てすごく声援を送ってくれて。
今回だって横浜で、それこそ今日(26日)は平日ですし、火曜日の午後7時からって普通のサラリーマンだったり普通の人たちだったらなかなか難しいところが、こうやって横浜アリーナが満員になって自分たちを後押しをしてくれて。もちろん現場で戦っている人たちの力というのもありますけど、それ以上に応援してくれているファン、ブースターの皆さんの熱量がすごく熱いのがチームの強さにつながっているんじゃないのかなって思います。
