【ワシントンAFP=時事】米メキシコ国境を流れるリオグランデ川で、米国入国を試みたメキシコ人の9歳児が死亡した。米国境警備隊が26日、発表した。同国境地帯では最近、米国への入国を試みる移民が急増している。(写真は資料写真)
 この子どもは今月20日、グアテマラ人女性とその子どもの3歳児と一緒に、川の中流の小島で意識不明の状態で打ち上げられているのが見つかった。女性と3歳児は応急手当てにより意識を取り戻したが、9歳児は死亡が確認された。亡くなった子どもの性別は明らかにされていない。
 メキシコ国境には連日、米国を目指して数千人の移民が押し寄せており、危険な状態に陥り救出された移民はここ5か月で500人に上る。国境警備隊幹部は26日、移民の人数は増え続けていると説明。25日には不法入国を試みた約6000人の移民を拘束したと明らかにした。
 以前は米南部国境での不法入国により拘束された移民の大半が単身の成人だったが、最近はおよそ半数が家族連れや保護者のいない子どもだ。その大半はメキシコに送還されるが、家族連れの一部、また保護者のいない子どもは全員が、米国内での滞在を認められている。
 こうした子どもの収容や手続きのために使用されている税関・国境警備局(CBP)と厚生省の施設はいずれも、許容量を大幅に超えた満員状態となっている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/03/29-12:09)

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記事名:「 越境試みた9歳児死亡 米メキシコ国境の川で