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五輪金メダリストを訴追、米議会乱入に参加 競泳のケラー氏

  • 2021年01月14日 15:21:00

【ワシントンAFP=時事】五輪の競泳で二つの金メダルを獲得したクリート・ケラー氏が13日、ドナルド・トランプ米大統領の支持者による連邦議会議事堂乱入に参加したとして、米司法省に訴追された。(写真は北京五輪、競泳男子4×200メートルリレーなどで金メダルを獲得したクリート・ケラー氏)
 ケラー氏は6日に議事堂へ侵入した集団の中にいた姿を映像で捉えられていた。この日公開された文書によれば、背中に「USA」、腕のワッペンに「米国五輪代表チーム」と書かれた公式チームジャケットと思われる格好から、警察がケラー氏を特定した。ケラー氏は、議事堂への不法侵入、暴力および治安びん乱行為、公務執行妨害の容疑で訴追された。
 現在38歳のケラー氏は2000年のシドニー五輪、2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪に出場。4×200メートルリレーで金メダル二つと銀メダルを獲得。400メートル自由形では二つの銅メダルを手にした。
 金メダルに輝いたアテネ五輪の4×200メートルリレーは、水泳史に残るレースの一つとされており、マイケル・フェルプス氏もいた米国チームでアンカーを務めたケラー氏は、王者イアン・ソープ氏の追い上げを抑え、オーストラリアの覇権に終止符を打った。
 五輪後は離婚を経験したり、失業を繰り返したり、ホームレスに転落して一時は車上生活を送ったりするなど、波乱万丈の人生を過ごしていたと2018年にウェブサイトのオリンピック・チャンネルで明かしている。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2021/01/14-15:21)
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