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安永の針路:伝統から未来へ継承するものづくり革新



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(画像=株式会社安永)






安永 暁俊(やすなが あきとし)

株式会社安永 代表取締役社長

1995年 日本大学理工学部卒業

2005年 ノースウエスタン大学ケロッグ校卒業 経営学修士

【職歴】1995年 4月 日本長期信用銀行(現 新生銀行)入行

1998年 9月 日本長期信用銀行(現 新生銀行)退職

1998年10月 株式会社安永 入社

2001年 7月 当社より安永アメリカ㈱へ出向(ゼネラル マネージャー)

2005年 9月 当社管理本部付部長

2006年 7月 当社管理本部長、安永アメリカ㈱プレジデント

2007年 6月 当社取締役事業本部部品生産管理部長

2008年 4月 当社取締役事業本部部品事業部生産管理部長

2009年 2月 当社取締役事業本部部品事業部副事業部長

2009年 4月 当社取締役部品事業部副事業部長

2011年 1月 当社取締役(社長付)

2011年 4月 当社代表取締役社長就任(現任)

・創業家の4代目であり、当社5代目社長、昨年は創業より100年を迎える。

2024年度は、設立75周年となる。(創業1923年6月、会社設立1949年9月)

【主な役職】 栄豊会ユニット設備部会 部会長

栄豊会の繋がりから、当社に2018年2月モータースポーツ部を創設。自身もラリーチャレンジに挑戦。

【趣味】スキー、スポーツ観戦

【社員へのメッセージ発信】年3回発行の社内報で、自身の思いを社長メッセージとして寄稿発信

【当社の目指すもの】新しいことにチャレンジする当社のDNA(文化、風土)を大切に育みながら、これからも世の中を驚かせる技術開発に取り組みます。安永の武器「グローバルニッチNo.1」は、社員の「やってみよう」の精神から生み出されていく。









株式会社安永


1923年に農機具などを製造する安永鉄工所として創業し、その後、1949年に家庭用ミシンアームベッドの生産に事業を転換、現在は自動車や産業機械のエンジン部品を中心に工作機械、ワイヤソー、検査測定装置、エアーポンプ、ディスポーザ等を製造し、国内外の各メーカー等に販売しています。

国内では三重県伊賀市の本社・工場をはじめ、伊賀地域に5工場、東京に1拠点、海外でもインドネシア・タイ・中国・アメリカ・メキシコにグループ会社を置き、グローバル展開しています。

グループの売上高は2023年3月期で約332億円。うち8割が自動車・産業機械関連で、7割はエンジン部品が占めています。

また、2011年からは新事業創造に向けた取り組みを強化するとともに、2023年度は「グローバルニッチNo.1」の柱を増やすをスローガンとして事業を展開しています。







これまでの事業変遷について


冨田:初めに、これまでの事業の変遷についてお話しいただけますか。


株式会社安永 代表取締役社長・安永 暁俊氏(以下、社名・氏名略):
当社は1923年に私の曾祖父が創業しました。伊賀で農業が盛んなこともあり、農機具等の製造・修理から事業がスタートしました。1947年ごろに家庭用ミシンアームベッドの生産に着手し、1963年には自動車エンジン部品の製造も開始しました。その後もさまざまな新しいことにチャレンジしている会社で、これまでに工作機械、ワイヤソー、検査測定装置やエアーポンプ、ディスポーザ等の生産事業などにも取り組んでいます。


2011年に私が社長に就任した後は、研究開発に力を入れています。10年以上にわたって微細加工技術を研究しており、ものすごく小さな穴を開ける技術を確立しています。この技術に関しては世界でも一番の技術だと自負しています。


この技術を使い、アルミや銅のシートに小さな穴を開けて、パソコンや携帯の中に入れるような部品の部材を作る事業を村田製作所様と開始しています。


冨田:世の中のニーズや近い業界のニーズに合わせてどんどんと新しい商品開発をしているんですね。



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経営判断をする上で最も重視していること


冨田:次に、安永社長が経営判断をする上で最も重視していることを教えてください。


安永:企業風土とマッチした事業を展開していくことを大切にしています。当社はものづくりに特化している企業ですので、サービス業などはあまり向いてないと思います。


一方で、技術に関してはこだわりを持っていて、技術的に何か大きなことを達成したいという意欲を持ったメンバーが揃っています。今後も新しい技術にはどんどん挑戦していきたいです。


自社が今後関連していくテーマ


冨田: カーボンニュートラルやスマートファクトリーなど様々なテーマがありますが、今後御社に関連してくるテーマにはどのようなものがございますか。


安永:やはり、モビリティの変化は大きなテーマです。特に、電気自動車の普及度には注目しています。


冨田:トヨタ自動車さんが「Woven City(ウーブン・シティ)」の取り組みを行っているように、
モビリティはスマートシティにとっても重要な要素ですね。


安永:まちづくりの領域までは取り組むのは難しいかもしれませんが、まずは移動手段としてのモビリティの発展に貢献できるよう取り組んでいきたいと思っています。



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思い描いている未来構想


冨田:次に今後の未来の展望についても教えてください。


安永:当社はものづくりの会社であり、技術にこだわりを持っています。これまでも技術で世の中を驚かせることを目指してきましたし、将来もその姿勢は変わりません。


足元では、携帯やパソコンに搭載される新製品の開発を進めており、来年以降には徐々に市場に投入される予定です。最終的には、普段皆さんが使われている全てのデバイスに当社の製品が入っているような企業に成長したいと思っています。


冨田:なるほど、インテルのような存在ですね。


安永 :そうですね。社名が全面に出ることはなくとも、世の中の役に立つ製品を作り続けたいというのが当社の思いです。


冨田:今後、エンジン部品以外の新たな分野へ進出する構想はございますか。


安永:先程述べました様に電子部品分野への進出を検討しており、最終的には当社の事業の柱の一つとしたいと考えています。


ZUU onlineユーザーならびにその他投資家へ一言


冨田:最後に、ZUU onlineユーザーやその他の投資家の方々に一言お願いします。


安永:当社の位置している三重県の伊賀地方は「忍者の里」と呼ばれています。当社も忍者のように皆さんに知られる存在になれるよう、まずは業績の向上に注力して参りますので引き続きご支援のほどよろしくお願いします。


冨田:本日は貴重なお話をありがとうございました。



氏名

安永 暁俊(やすなが あきとし)

会社名

株式会社安永

役職

代表取締役社長

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