
リオン株式会社(本社:東京都国分寺市、代表取締役社長:加藤公規)は、最新の検査ニーズに応える多彩な新機能を搭載したハイエンドモデルのオージオメータ「AA-H2」を9月1日に発売します。なかでも、新たに搭載するJ-HINT、J-Matrix testは、雑音のある環境における言葉の聞き取り能力(雑音下語音聴取能)を測定する検査で、オージオメータとして両検査を搭載するのは、本製品が世界初※1となります。これは、従来の語音聴力検査(単音節・数字)と異なり、文章を提示することから、日常生活により近い環境下での語音聴取能の評価を可能にするものであり、今後、補聴器や人工内耳などの装用効果を客観的に評価する手法としての活用が期待されています。
※1 2025年7月現在(当社調べ)
本製品は従来製品「 AA-H1 」と比べて約 2 倍となる 15.6 インチの大画面タッチパネルディスプレイや、マスキングの必要性および、推奨するマスキングレベルを表示するマスキングアシスト機能、語音検査において回答を直接入力できるタブレットなどを採用しており、効率性を向上させています。さらに、高周波数の気導聴力検査や 4 チャンネル(同時使用 2 チャンネル)スピーカ出力への対応によって、より多様な検査環境や研究用途での貢献が可能です。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507313008-O8-fiW5eO87】
オージオメータ「AA-H2」 ※上記写真のうちスピーカは別売です。
■製品情報
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105830/202507313008/_prw_PT1fl_Ehy0D1e9.png】
■主な特長
・J-HINT、J-Matrix testを搭載
雑音下語音聴取能の評価に有用なJ-HINT、J-Matrix testの検査用音源を内蔵し、本体の大型タッチパネルで検査音声とノイズの提示、採点、結果表示まで行うことができます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507313008-O4-3Gt19Ek6】
・リアルタイムに語音聴力検査を自動採点
被検者は、付属のタブレットに語音聴力検査の回答を手書きで入力でき、入力された文字は自動認識され、ワイヤレス接続で本体に即時反映、正誤判定されます。検査終了と同時にスピーチオージオグラムを表示します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507313008-O5-021kswgz】
・標準純音聴力検査をより簡便に
技術習得に時間を要するマスキング設定の際に便利な機能として、標準純音聴力検査においてマスキングの必要性および、推奨するマスキングレベルなどを表示するマスキングアシスト機能を搭載しています。
・高周波数の聴力検査に対応
純音聴力検査は、高周波イヤホン(オプション)により、125~16000Hzの検査が可能です。
耳鳴検査は、標準付属の受話器により、125~12000Hzの検査が可能です。
・補聴器適合判定に関する機能が充実
補聴器適合検査の指針(2010)検査用音源※2を使用し、提示から結果入力、判定入力まで行えます。
※2著作権は日本聴覚医学会に帰属します。
■詳細につきましては、こちらをご参照ください。
URL:https://medpo.rionet.jp/medport/AA-H2_catalog.pdf
【報道に関するお問い合わせ先】
リオン株式会社 (URL:https://www.rion.co.jp/)
担当:IR広報課 岡部、重川 TEL:042-359-7830
【製品に関するお問い合わせ先】
リオン株式会社 医療機器事業部 営業部
TEL:042-359-7880