
4月22日 は「肩コリを労わる日」です。革新的な接眼レンズの無い実体顕微鏡、デジタル3D外観検査システムや計測システムで、世界中のお客様の品質、効率、生産性の向上に貢献する日本ヴィジョン・エンジニアリング株式会社は、この日を記念し、産業用光学機器(実体顕微鏡、拡大鏡、デジタルマイクロスコープ 他)及び非接触寸法測定装置(光学測定装置、画像測定装置、FOV測定装置 他)を使うPCB検査やSMT工程における作業・検査の環境改善を通して健康経営事業者様の一助になることを宣言します。
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英国における健康経営の歴史は?
ヴィジョン・エンジニアリングの創業本社がある英国では、1940年頃から人間工学の研究が始まり、1949年には世界で初めてエルゴノミクスに特化した専門家組織 Ergonomics Research Society (ERS)が誕生しました。その後、有名なローベンス報告を踏まえて、1974年に労働健康安全法が制定され、行政組織 Health and Safety Commission(健康安全委員会、HSC)及びその執行機関 Health and Safety Executive(健康安全庁、HSE)が発足したことで、合理的に実行可能な限りにおいて、安全であり健康への危険のない機械設備などに対する機運が高まりました。なお、HSEは現在、より具体的に、業務による肩コリなどの「筋骨格系障害(MSD)の発生及び悪化リスクから就業者を護ること」を事業者に課しています。
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エルゴノミック設計に切り替えるメリットは?
日本においても、厚生労働省が定めた「上肢障害の労災認定」の基準に、顕微鏡やルーペを使った検査作業(頸部、肩の動きが少なく姿勢が拘束される作業の例)が指摘されています。そのため、人間工学に基づいて設計されたアイピースレス顕微鏡などの検査機器・装置の導入による健康経営の推進が重要だと言えますし、導入や切り替えによって直接的な製品不良や見落としとそれによる再検査と行った目に見えるコストだけでなく、筋骨格系障害による生産性の低下や欠勤・休職といった目に見えないコスト(Cost Of Poor Quality、COPQ)の削減につながります。また、製造業を初めとした各業界のサプライチェーンが国境を越えて複雑化する中、英国のような水準で労働者の健康に対する配慮義務がある場合、完成品メーカーの責任がやがて議論される可能性があることは、既にフェアトレードやカーボンプライシングの前例から示唆されています。機器や装置を切り替える初期コストは高くても、中長期的な視点では投資に見合った効果があると言えるのではないでしょうか。
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ヴィジョン・エンジニアリングの今年度の主な活動は?
PCB検査やSMT工程における作業・検査の環境改善を通して健康経営事業者様の一助になることを示すため、ヴィジョン・エンジニアリングは、接眼レンズが無いアイピースレス実体顕微鏡「マンティス」シリーズ、デジタル顕微鏡「EVO Cam HALO」、非接触測定機「スイフトPRO」を刷新しました。今後は、このような新製品の無料トライアルにご応募いただける事業者様を募集するキャンペーンなどを展開いたします。また旗艦商品「リンクスEVO」を含むより多くの実機をご覧いただけるよう、「人とくるまのテクノロジー展 名古屋」(7月16日〜18日)、「ものづくりワールド大阪」(10月1日〜3日)、「MECTメカトロテック」(10月22日〜25日)などの展示会に出展いたします。なお、実機の試用(訪問ライブ・デモ)については、常時受け付けています。
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注1:「健康経営®」は、特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標です。
注2:「肩コリを労わる日」は、ピップ株式会社が制定した記念日です。
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Vision Engineering について
1958年に英国で創業して以来、今日まで発展を続け世界中の科学者やエンジニアより高い評価を得てきました。長年にわたり高品質の顕微鏡、デジタルマイクロスコープ及び非接触の測定顕微鏡を設計・製造し、人間工学に優れた顕微鏡において世界をリードする会社へと成長してきました。今や当社が手掛ける製品の90%以上は英国外向けに輸出されています。
Vision Engineering のアイピースレス顕微鏡について
人間工学に基づいた設計により快適な姿勢で観察でき、射出瞳の拡大テクノロジーにより被写体の3D画像を簡単に観られるアイピースレスステレオマイクロスコープは、作業者にもビジネスにも優れています。リラックスした自然な姿勢で観察できることはツールを使用する作業を簡単にし、優れた快適性と使いやすさは、生産性と品質を向上させます。世界初の「接眼レンズ不要」実体顕微鏡「Lynx EVO」は、医療技術、医療機器、電気通信、航空宇宙、自動車分野などの製造業務において世界中で広く使用されています。
企業概要
会社名:日本ヴィジョン・エンジニアリング株式会社
代表者: 代表取締役 ジャネット・ポーラ・カーティス
所在地:神奈川県横浜市都筑区佐江戸町272-2
設立年:1996年
事業内容:実体顕微鏡・光学測定機メーカー
- 産業用光学機器(実体顕微鏡、拡大鏡、デジタルマイクロスコープ 他)
- 非接触寸法測定装置(光学測定装置、画像測定装置、FOV測定装置 他)
- 東北、九州のサポートセンターと全国に広がる販売網
- 装置のデモンストレーションや修理・メンテナンスなどのアフターサポート
Website:https://www.visioneng.jp/
YouTube:https://www.youtube.com/@VisionEngineeringJP
本件に関するお問い合わせ
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