
2025年3月11日
株式会社ドットアイ(https://doti.co.jp/)
株式会社ドットアイ(本社:東京都中央区、代表取締役:大崎恵理子)は、女性向けクチコミ転職サイト『SHEHUB(シーハブ)』において、共働き世代の家事・育児負担の実態の把握を目的として、共働き世代933名を対象にアンケート調査を実施しています。この度、2024年12月~2025年2月に実施した調査の結果がまとまりましたので、概要をお知らせいたします。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503105496-O1-7qWa4sE7】
【調査サマリー】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108188/202503105496/_prw_PT1fl_dBH112E7.png】
【調査結果】
■家事・育児の分担率は3:7で女性の負担率が高い結果に
共働き世代の女性に質問したところ、家事は63.3%女性が多く負担、育児は64.7%女性が多く負担しているという結果になりました。
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■年代別で見ると家事・育児を平等に負担しているのはZ世代のみで、その他の世代はいずれも女性が多く負担
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年代別の家事負担率では、20代が唯一女性負担率が5割を下回る45.8%と回答する一方で、30代は56.5%、40代は85.7%、50代も同じく85.7%と、世代間で家事分担に対する意識の差が現れました。
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年代別の育児負担率では、20代が唯一女性負担率が5割を下回る46.2%と回答する一方で、30代は63.3%、40代は73.1%、50代は83.3%と、世代が上がるに連れ女性負担率も上がる傾向があることがわかりました。
SHEHUB編集部からのコメント
40代・50代の家事・育児の負担率が大きく女性に偏っている点が目立つ調査結果となりましたが、これは世代の意識だけではなく、
・子どもの成長フェーズによって家事・育児そのものの総量が変化する
・同様に、子どもの成長フェーズによって家事・育児のあり方、求められ方、役割などが変化する
といった理由で、育児にかかる負担が減ったタイミングで男性のサポートも減り、相対的に女性の家事・育児負担が目立つようになるのではないか、という見方もできます。
また、
・年代が上がるにつれ男性側の賃金が上昇し、経済的余裕が生まれるため、共働き以外の選択肢を持ちやすい
といったライフスタイルの変化なども合わさることで、年代による負担率の差は、世代や意識以外にも理由がある可能性も高いと感じました。
とはいえ、サンプル数に多少差はありますが、20代などの若年層は、他年代よりも家事・育児を平等に分担する意識が強いようでした。
「育児の負担が少なくなる=男性が家庭の役割を減らす」のではなく、
「育児の負担が少なくなる=分担割合は変えず、男女ともに負担が軽くなる」というのが、これからの時代に求められる理想の共働き世代の家庭像なのではないでしょうか。
【調査概要】
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108188/202503105496/_prw_PT2fl_TX0p6OZG.png】