積水ハウス大工選手権大会 WAZA 2024 開催~大工さんへリスペクトと感謝を込めて~
積水ハウスが主催する「積水ハウス大工選手権大会 WAZA 2024」が大阪で開催され、国内外に高い技術を発信しました。今年から35歳以下のU-35部門を新設し、技術の継承を図っています。参加者たちは、制限時間内で内装工事の工程を競い合い、その結果が評価されました。大会の目的は、大工の技術や情熱を発信し、その魅力を広めることです。また、グループの海外幹部も参加し、技術の国際展開を確認しました。優勝者はその成果を喜び、次世代への影響も大きく感じられたとのことです。
積水ハウスを支える大工5,000人の最高峰が切磋琢磨する技の祭典
積水ハウス株式会社は、全国で活躍する「積水ハウス会」所属の大工さんへ最大の敬意と感謝を込め、その技術の高さや大工としての情熱、仕事そのものの魅力を国内外に発信するため、昨年に続き2回目となる「積水ハウス大工選手権大会 WAZA 2024」を、11月24日(日)に開催いたしました。
“「わが家」を世界一幸せな場所にする”というグローバルビジョンの実現に向け、一丸となって日々仕事に向き合う「積水ハウス会」所属の大工さんたちは、全国に約5,000人。世界でも最高水準の技術を誇り、変化し続ける多様な住宅需要に柔軟に対応しながら、安全安心で高品質の住宅を提供し続けています。
2回目となる本大会では、若手にも広く門戸を開くことを目的に、35歳以下のU-35部門を新設しました。マスター部門と2部門制とし、各エリアの推薦によって選ばれた26名が各13名に分かれ、内装工事の工程を、2時間30分という限られた時間の中で競い合いました。また、当社が注力している海外への技術展開の一環として、アメリカ、オーストラリアのグループ会社幹部による視察とトークショーを行いました。今後ますます世界からも求められる高い技術であることを参加者自身とご家族、また関係者も強く実感し、「大工」という仕事のプレゼンスを改めて向上させる機会となりました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250537-O1-sH19Jk1K】
開会挨拶
積水ハウス株式会社 代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 仲井嘉浩
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250537-O2-Mn4xFp0G】
本日は、第2回「積水ハウス大工選手権大会 WAZA 2024」に全国からお越しいただきました選手、ご家族、地元の応援団の皆様、また動画配信を視聴されている皆様にも、心より感謝申し上げます。積水ハウスの施工品質基準、施工検査基準は日本の住宅メーカーの中でもかなり厳しく、おそらく世界一ではないかと思っています。5,000名の中から選ばれた選手の方々は、名実ともに世界トップレベルの26名といえるでしょう。日頃から当社の厳しい施工基準、検査基準をクリアし、かつ美しく仕上げていただき、本当にありがとうございます。またその素晴らしいパフォーマンスを支えていただいているご家族にも、この場をお借りしてお礼申し上げます。本当に大工さんという仕事は素晴らしいと、私は常々思っています。例えば数学的知識と空間認識能力は当然必要ですし、当社の厳しい施工基準をクリアするための美的感覚、段取り力、さらにはお客様と接するためのコミュニケーション能力も求められます。今お話しただけでも5つもの能力が必要ですが、それだけにやりがいもあり、非常に魅力ある職業です。今日はその魅力を思う存分に発揮し、若手の人材育成、同僚のスキルアップにもぜひ貢献いただきたいと思います。昨年の第1回大会では、出場選手のご子息の中から、応援を通して「大工を継ぐ」と進路を決められた方が、なんと2名もいらっしゃいました。涙が出るほど嬉しかったです。そして社内外、海外でも大きな反響を呼んだ前回の評判を聞きつけて、「今年は絶対にこの目で見るぞ」とアメリカ、オーストラリアの子会社の施工・技術責任者の3名が、本日は視察に来てくださっています。近い将来、海外からも強者が参戦して来るかも知れません。つまり、この大会が国際大会になるかもしれないという夢も広がってきています。「WAZA」が将来世界を舞台にした大会になることを願って、開会の挨拶とさせていただきます。頑張ってください!
【マスタークラス】優勝者コメント
木村 直樹 さん
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昨年は銅賞をいただき、今年は金賞をいただくことができました。この1年間は絶対にミスをしないという思いで毎日取り組んできたので、やっと気持ちが晴れました。応援してくれた家族には感謝しかありません。今年もやはり緊張との闘いが最大の課題でしたが、頭の中で何度も何度もイメージトレーニングをしたので、思い描いた通りにできたのが良かったと思います。今回新設されたU-35部門も見せていただきましたが、皆さんレベルが高く、こちらも気持ちを入れ直さないとすぐに抜かれるなと身が引き締まりました。前回の大会の帰り道、息子が「大工になる」と宣言し、現在大工として頑張ってくれているので、5年後に私がマスター部門、息子がU-35部門に親子揃って出場することが新たな目標になりました。そして息子の周りも引き込んで、チームとしてみんなで仕事をするのが夢ですね。
【U-35クラス】優勝者コメント
安村 航 さん
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金賞をいただき驚いています。今日は環境がいつもと違って、周りに人がたくさんいたのと、作業場所と施工場所が離れていたので大変でした。笠木の留め加工の工程で、他の皆さんとは違った視点で工夫した結果が勝利につながったのではと思います。所属する工務店では僕が一番若手で、周りに同世代がいない中で仕事をしているのですが、今回U-35に選ばれたことによって、同世代の全国の職人と繋がる事ができたので、これからも繋がりを大事にしていきたいなと思います。工務店の皆さんには、人前に出るのが苦手な僕の後押しをしてくださって大会に出ることができたので、感謝しています。これからもお客様に安心してもらえるような家づくりをしていきたいと思います。ありがとうございました。
大会の開催概要
本大会は積水ハウスグループを支える大工さんに敬意と感謝を表すため、その技術や真摯な姿を披露し、「大工」という仕事の魅力を発信することを目的に2023年度から始まった技能大会です。2回目となる今年は、次世代へ技術を継承することを目的に、35歳以下のU-35部門を新設し、マスター部門と2部門制にすることで、若い大工が活躍する場を広げました。
課題の内容は、当社の鉄骨2階建て住宅で組み建てられている、広さ3.5m四方、およそ7.5畳の空間。作業プロセスは大きく9段階にわかれ、天井の石膏ボード貼り付けに始まり、扉の枠となる出入り枠、腰壁や笠木の設置、カウンター等の施工まで、3.5m四方の空間に実際の現場での作業が盛り込まれています。評価項目は積水ハウス独自の施工品質マニュアルに基づき、施工手順・精度・仕上がり・安全・整理などでU-35部門は80項目、マスター部門は92項目。現場の美化や作業段取りなど、見える部分/見えない部分で、実際の品質検査基準から抜粋されたものを、実際に全国の現場品質検査を行う現役の検査員が2名1組となってさまざまな点から審査を行いました。
さらに、参加者の応援に来場したお子さんたちが「大工」という仕事に関心を持ち、次世代の大工を目指すきっかけづくりとして、親子でモノづくりの魅力を体験できるワークショップ「WAZA KIDS」も開催しました。
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・開催日時:2024年11月24日(日)8:45〜14:40 / 場所:インテックス大阪1号館
・競技内容
① 天井石膏ボード貼り付け
② 内壁(外周壁)石膏ボード貼り付け
③ 間仕切りランナー、間仕切スタッド(仕切り壁の骨組み)
④ 出入枠(扉の枠)※特に精度が求められる
⑤ 腰壁上ランナー、腰壁スタッド、内装下地木
⑥ 壁開口下地枠★
⑦ 内装下地木、笠木
⑧ 笠木の留め加工 ※特に精度と美観が求められる
⑨ 壁石膏ボード貼り付け
⑩ カウンター★
※★はマスタークラスのみ
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250537-O3-tWGKr810】
大会の様子
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250537-O5-0LN16tsx】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202411250537-O4-dcIy9jKZ】
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