福井県は、2024年3月16日(土)の北陸新幹線福井・敦賀開業に向けて、レゴ®ブロックによる恐竜モニュメントを制作し、JR福井駅コンコースに設置しました。モデルは福井県で化石が発見された肉食恐竜「フクイラプトル」で、全長は約3メートル。日本人で唯一のレゴ®認定プロビルダー三井淳平さんが2023年9月から、約600時間かけて作り上げました。
北陸新幹線開業を控え、次々と恐竜が出現している福井駅界隈に新たなシンボルが誕生し、「恐竜王国福井」をアピールしながら福井を訪れた人たちを出迎えます。
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大きさは、フクイラプトル原寸大の2／3サイズで、全長約3メートル、幅約0.3メートル、高さ約1メートル。約7万ピースを使って制作しました。三井さんが展示用の恐竜作品を手がけるのは初めてで、パソコンを使わずに設計した立体物としては最大級となります。
ブロックの凹凸が、でこぼこした恐竜の皮膚のようにも見え、精巧な作りとなっています。肉食恐竜らしい力強い脚や鋭い爪も再現され、動き出しそうな雰囲気です。
三井さんは、生き生きとした躍動感を出すために筋肉のつき方なども研究して、リアルな力強さを探求。駅でお出迎えするためのモニュメントになるため、親しみを持ってもらえるよう、かっこよさとかわいさを兼ね備えた表情になるように何度も顔の造形を微調整して仕上げました。
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このプロジェクトは三井さん、レゴジャパン、レゴランド・ジャパンの協力のもと、福井県民も力を合わせて進めてきました。
2023年2月以降、制作に使うレゴ®ブロックを県民から募り、約62,000ピースが寄せられました。2024年1月には、三井さんによるワークショップを県内で開き、寄せられたレゴ®ブロックを使って約140人の子どもたちが思い思いの作品を作りました。その作品は、フクイラプトルの周辺に飾られています。
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2024年3月9日(土)には、JR福井駅で完成お披露目式を行いました。三井さんと地元の園児たちが最後のピースをセットして、精巧なフクイラプトルが完成しました。
杉本達治知事は「県民のおもてなしの気持ちを形にした。福井に来たら写真を撮る人気スポットになってほしい」とあいさつしました。
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制作を終えた三井さんは「3mサイズの生き物は今まで作ったことがなく、試行錯誤しながらの制作になりましたが、無事に仕上げることができてホッとしています。フクイラプトルのかっこよさ、かわいさを上手く表現できたのではないかと思います。 目や爪などには小さいパーツを組み合わせた細工もしていますので、是非近くでどんな組み方をしているかチェックしてみてください」とコメント。「福井に来られた方には、駅でフクイラプトルに出会ってまず『福井に来たな』と感じてほしいですし、記念撮影のスポットになってもらえれば嬉しいです。また、福井の方にとっては、いつも利用する駅にいる、身近で親しみのある存在になってかわいがってもらえれば幸いです」と願っています。
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JR福井駅は2024年3月16日以降、並行在来線「ハピラインふくい」の福井駅となりますが、レゴ®ブロックのフクイラプトルは継続して設置します。
