帝京大学出版会 創設第1弾として2023年12月に5冊同時刊行!
帝京大学出版会は、2023年12月に創設第1弾として、帝京大学先端総合研究機構に所属する19人の教授らによる共著で、一般教養書と専門書の橋渡し役として読者の考えを深める手引きとなる「帝京選書」1冊と、本学の教員がそれぞれ執筆をしており、 帝京大学の成果を社会に還元するための啓発的一般教養書として、考える糸口を読者へ提供する 「帝京新書」4冊を同時創刊しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312274848-O3-dH2I6lK5】
出版書籍および帝京大学出版会についてはこちら
https://www.teikyo-service.com/press/
2023年12月22日(金)、帝京大学霞ヶ関キャンパスにて、帝京大学出版会の設立および帝京選書と帝京新書の創刊を記念して記者発表会を実施しました。発表会では執筆した教員と帝京大学理事長・学長 冲永佳史が登壇し、当出版会の設立の趣旨や目的、方針について説明したほか、それぞれの書籍の概要および魅力について紹介しました。
帝京大学出版会は、新書、選書、叢書のシリーズの刊行および教科書等の創刊を構想中です。デジタル化など学術コミュニケーションの変化にも的確に対応しつつ、世の中のニーズを機敏にとらえ、大学出版会として確かな知識を伝えることはもちろんのこと、学問の面白さや知の世界の奥深さを、多くの人々に伝えていきます。
刊行した5冊は全国書店およびオンラインで購入ができます。お目に触れましたら是非、お手にお取りください。
帝京選書
『未来を拓く「自分流」研究 ―がんの制圧から人工知能まで―』
(帝京大学先端総合研究機構/浅島誠・岡ノ谷一夫ほか17人 編)2,640円(税込)
帝京大学先端総合研究機構に所属する19人の研究者による多彩な研究成果を一般に分かりやすく解説した内容で、AI、健康科学、社会連携など文理融合型の学際研究を進める同機構の社会課題解決に向けた取り組みを収録しています。
帝京新書
『「平和宣言」を英語で読む ―ヒロシマの心―』
(帝京大学出版会編)968円(税込)
1947年の第1回から通算76回目に当たる2023年までの「平和宣言」英語版を収録。難しい語句や慣用句、専門用語は430カ所にわたる日本語の脚注で意味を記す。〈グローバル市民〉を目指す人にとって〈英語と平和を同時に学べる〉最良・最強のテキストだと言えます。
『論の経営学、倫の経営学 ―企業の「健康寿命」を延ばす―』
(吉田健司 著)995円(税込)
「論の経営学」は米国のMBAに代表される数字と形式を優先する経営学。「倫の経営学」は「世のため人のために働いて儲ける」ことを説いた渋沢栄一らにつながる経営学。二つを備えた「論と倫の経営学」に基づけば時代が変わっても経営者が代わっても事業活動は揺るがないと著者は言う。吉田健司氏は経営学者。一般社団法人「寺子屋カレッジ」代表理事、株式会社ビット89代表取締役。1950年生まれ、岐阜県出身。早稲田大学卒。
『「頑張る」「頑張れ」はどこへいく ―努力主義の明暗―』
(大川清丈 著)984円(税込)
大災害のたびに沸き起こる「頑張ろう」のスローガンから、あいさつ代わりに使われる「頑張ってる?」「頑張ってね!」まで日本中にあふれている「頑張る」の意味を、比較社会学の手法で明らかにする。大川清丈氏は帝京大学文学部社会学科教授。社会学者。1964年東京都生まれ。京都大学卒。
『シン・経済学 ―貧困、格差および孤立の一般理論―』
(小島寛之 著)984円(税込)
日本の貧困と格差と孤立はどこまで進行するのか。有効な経済政策はあるのか。経済活動の目標を「GDP」から「健康寿命」へ変えることにより、人々は安心して長生きできる暮らしが手に入る。そのために医療制度を中心に国の経済を築かなければならないと本書は訴える。小島寛之氏は帝京大学経済学部経済学科教授・数学エッセイスト。1958年東京都出身。東京大学卒。経済学者宇沢弘文氏の「最後の弟子」を自認する。
帝京大学出版会について
2026年6月に創立60周年を迎える帝京大学の記念事業の一環として2023年10月に設立しました。帝京大学の掲げる「自分流」の哲学に基づく「実学・国際性・開放性」を追求し、「知の発見・探究・創造・発信・共有」に貢献し、本学の教員による研究成果を広く社会に還元する機会を設け、帝京文化を涵養します。出版の機会提供は本大学教員に限定せず、帝京文化と親和性のある文化人・研究者らにも広げ、内容の難易度に応じ3つのシリーズ「帝京新書」「帝京選書」「帝京学術叢書」を順次刊行していきます。
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