「第18回湘南国際マラソン」ゴミ排出量結果 旧給水方式と比べ8,446kg減少に成功
「第18回湘南国際マラソン」ゴミ排出量結果 旧給水方式と比べ8,446kg減少に成功 湘南から世界へ~マイカップ・マイボトルでマラソンをゴミの出ないスポーツに
マイカップ・マイボトル賛成派は約94%に。 昨年対比:参加者約4,000人増、ゴミ排出量398kg減 (2019年の旧給水方式と比べ8,446kg減)
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312204576-O9-YnF3690u】
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世界に誇れる環境配慮型のマラソン大会である『湘南国際マラソン』が12月3日(日)に開催。
昨年、給水所でのゴミ排出「0(ゼロ)」を実現した「マイカップ・マイボトル」マラソン。2回目の開催となった今回は、参加ランナー、運営ボランティアにさらに浸透。我々の将来を考えた“持続可能なマラソン”は、
より進化をとげています。
マイカップ・マイボトル方式、賛成派は約94%に
大会後に実施した参加者へのアンケートでは4,828件の回答がありました。
参加ランナー全員がマイボトルを携帯し、コース上に展開される約200箇所の給水ポイントで補給する「マイカップ・マイボトル」マラソンの取り組みについて「賛成」との回答は、94.2%。昨年比8.3ポイント増となりました。アンケートには環境配慮へ向けた前向きなコメントはもちろんのこと、「ゴミが落ちていないコースは綺麗で走りやすい」、「好きなタイミングで給水を摂れるのが良い」、「慣れればタイムへの影響は殆ど無い」など、競技面においてもポジティブなコメントが多数寄せられました。
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マイカップ・マイボトル、実運用のストレスも緩和
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「賛成派」が増えた要因としては、昨年体験したランナーの意見に対し、改善策を講じたことが大きかったと考えています。具体的には、『400ml以上の水量が入ったマイボトルを持ってスタート』というルールを『半分の200mlにする等の競技規制を緩和したこと』、『給水配置計画では水量が不足しやすいコース後半を充実させる等の再設計をしたこと』、『給水についての解説動画を公開したこと』等。
これらの取り組みを行ったことで、「マイカップ・マイボトル」を体験した感想では「良かった」が91.7%(昨年比9.0ポイント増)。「レース中に給水で困ったことはなかったか?」では、「困ることはなかった」が89.9%(昨年比19.4ポイント増)となりました。
昨年大会のランナーの意見に応えたことが、給水シーンのストレス緩和につながったと感じています。
【動画:https://www.youtube.com/watch?v=jRRvyc_yoDs】
大会アンバサダーによる給水解説動画(視聴回数1.5万回 12/12時点)
https://www.youtube.com/watch?v=jRRvyc_yoDs
参加者約4,000人増、ゴミ排出量398kg減
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312204576-O14-9DCOwiN4】
今大会は、昨年と比べ参加者が約4,000人増となったにも関わらずゴミ排出量は398kg減を実現しました。以前の運営方式(2019年大会)では給水において約50万個の使い捨て紙コップ・プラカップ、約31,500本のペットボトルを使用。大会で排出されていたゴミの総量は11,495kgでした。今年はゴミの総量が3,049kgとなり、以前の運営方式と比べると8,446kg減となりました。マイカップ・マイボトル方式をきっかけにゴミゼロの促進をはかった結果、参加ランナーのみならず、運営ボランティア、応援者・来場者すべての皆さんの環境配慮意識が向上していることが見てとれます。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202312204576-O15-j0BSLu9V】
次なる課題:スタート時着用の「使い捨てウェアやカイロ」
次なる課題として、マラソンスタート後のゴミ排出について問題を挙げたいと思います。冬季に開催されるマラソン大会ではランナーがスタート前の暖をとるため、「使い捨てウェア」を羽織ったり、「使い捨てカイロ」を装用し、それらがゴミと化している現状があります。
本大会では、 “捨てる行動そのものをなくす”ことに重点をおいてきています。今年の大会でも、羽織ったウェアはマイボトルと一緒にポーチやバッグに入れる等の積極的な呼びかけをおこないました。マナーは徐々に浸透しつつあり、以前は300㎏近くにも及んだスタート時のゴミ排出量は本大会では80㎏にまで減少しました。「マイカップ・マイボトルマラソン」の取り組みとともに、この「スタート時のゴミ排出」についても更なる改善に向けて検討してまいります。
湘南から世界へ、マラソンをゴミの出ないスポーツへ
第18回湘南国際マラソン。そのスターターを務めた河野太郎大会名誉会⻑は、2万人のランナーを前に
「湘南から世界へ、マラソンをゴミの出ないスポーツに変えていきたいと思います」と語りました。
初回2007年大会からここまでの17年間、「環境に配慮した大会」を貫いてきた本大会。昨年、新たな切り口として「マイカップ・マイボトル給水」を導入し、さらなる進化をめざしています。その過程で生まれる新たな課題とも丁寧に向き合い、ひとつひとつ改善をはかっていきます。
この取り組みが湘南国際マラソンだけでなく、他のマラソン、他のイベントにも広がっていくことを願ってやみません。
Take Action, Be Better - 子供たちのために、地域のために、地球環境のために。次回大会に向けて引き続き邁進していきます。
大会事後リリース(速報) https://www.shonan-kokusai.jp/download/2023/pressrelease-1.pdf
第18回湘南国際マラソン 公式ホームページ https://www.shonan-kokusai.jp
♦湘南国際マラソンについて♦
【大会名称】 第18回湘南国際マラソン
【主 催】 湘南国際マラソン実行委員会
【会 場】 大磯プリンスホテル
【運営管理】 株式会社ランナーズ・ウェルネス
【開 催 日】 2023年12月3日(日)
【種 目】 フルマラソン42.195km
1.4kmラン&ウォーク
ファンラン10km(一般、高校生)
ファンラン2km中学生
ファンラン2km小学生高学年
ファンラン2kmファミリーラン親子
【出走者数(暫定)】全参加者数 20,343人
フルマラソン 15,438人
10km 4,293人
2km 612人
【ボランティア参加総数】約1,800人
【完走人数(暫定)】全参加者数 19,169人(完走率 94.2%)
フルマラソン 14,268人(完走率 92.4%)
10km 4,289人(完走率 99.9%)
2km 612人(完走率 100.0%)
アンケート調査概要
調査対象:第18回湘南国際マラソン フルマラソン・ファンラン10kmの参加者
調査期間:2023年12月4日~18日
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:4,828件
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