60歳以上の親を持つ方の約半数が、「親が要介護者となった時のことについて考えていない」実態が浮き彫りに
病院やクリニックのDX推進をサポートするスマートスキャン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:濱野斗百礼)は、要介護者認定を受けていない60歳以上の親を持つ男女を対象に「親の健康」に関する調査を実施しました。その結果をお知らせいたします。
少子高齢化の加速にともない、介護の課題も深刻化している日本。最愛の親御さんには、要介護者となるリスクを減らし、できる限り健康で長生きしてほしいという方が多いのではないでしょうか。
そのためには、親御さんが毎年どのような健診を受診しているのか、また、健康にどれくらいお金をかけているのかなど、健康について把握することが大切です。
実際、60歳以上の親御さんを持つ方々は、親御さんの健康に関してどの程度把握しているのでしょうか。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M106923/202206052125/_prw_OT1fl_45z5P9N2.png】
【親が要介護者になった時のこと】「考えていない」が半数近い結果に
はじめに、もし親御さんが要介護者となった場合、その後の考えについてどのように考えているかうかがいました。
「親が要介護者となった場合のことについて考えていますか?」と質問したところ、『考えていて、家族や親・兄弟などと具体的な話し合いをしている(8.3%)』『考えているが、まだ具体的な話し合いはしていない(44.3%)』『考えていない(47.4%)』という結果になりました。〈図1-1〉
親御さんが要介護者となった場合のことを具体的に話し合っている方は1割にも満たず、また、半数近くの方が考えていないという実態が浮き彫りとなりました。
〈図1-1・1-2〉
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206052125-O1-rtEtTZ7O】
では、もし親御さんが要介護者となった場合、介護費用についてはどのように考えているのでしょうか。
「親が要介護者となった場合、介護費用はどのようにして工面する予定ですか?」と質問したところ、『まだ決めていない・わからない(59.0%)』が最多となり、以降『親の預貯金などで工面する予定(27.7%)』『自分たち家族が工面する予定(10.6%)』『兄弟・姉妹など親族に工面してもらう予定(2.3%)』と続きました。〈図1-2〉
費用についても、まだ決めていない方、わからない方が圧倒的に多いようです。
一方、介護費用について具体的に考えている方の多くは、親の預貯金などで工面する予定であることがわかりました。
■可能性はゼロではない!親が要介護者となった場合に備えて対策していること
・早めに介護施設を見つける。自身が施設職員なので、出来れば施設で見てもらいたい。リハビリをしながら安心や安全を確保した生活をしてもらいたい(30代/女性/茨城県)
・生命保険やかかりつけ医、持病の把握、自身の介護の資格活用(30代/女性/福岡県)
・自分の稼ぎや資産運用して資金を準備している(30代/男性/東京都)
・早めの情報収集。制度について理解しておく(40代/男性/鹿児島県)
・今の状況を把握して家族で話し合う(40代/女性/北海道)
・近所づきあいをしておく。担当の地域包括センターを調べておく(40代/女性/愛知県)
万が一の時に備えて、今のうちから情報収集したり介護費用を準備したりしている方が多いことがわかりました。
また、親御さんの持病、かかりつけ医などを把握しているという方もいるようです。
【親の健診・検診状況は?】「把握していない」が6割近く
要介護者となるリスクを減らすためには、病気の予防はもちろん、万が一病気になったとしても、早期発見・早期治療につなげることがとても大切です。そのためには、健診・検診による検査が重要な役割を担います。
※健診:健康であること(病気がないこと)を検査で確認する(例:特定健診、人間ドック、脳ドックなど)
※検診:目当ての病気がないことを検査で確認する(例:がん検診など)
では、親御さんが現在受診している健診・検診についてどれくらい把握しているのでしょうか。
「親がどのような健診・検診を受診しているか把握していますか?」と質問したところ、『すべて把握している(6.9%)』『ある程度は把握している(34.4%)』『あまり把握していない(29.0%)』『まったく把握していない(29.7%)』という結果になりました。
親御さんが受診している健診・検診を把握している方は4割ほどにとどまり、まったく把握していないという方が約3割にのぼることがわかりました。
では、把握している健診・検診は具体的にどのような検査なのでしょうか。
「親が受診している健診・検診で把握しているものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『一般健診(付加健診を含む)(52.6%)』が最多となり、以降『健診・検診は受診していない(32.5%)』『がん検診(胃がん、乳がん、子宮頸がんなど)(22.2%)』『特定健診(13.2%)』『人間ドック(9.1%)』と続きました。〈図2-1〉
職場や自治体などで受診できる一般健診を受診しているという親御さんが多い一方、健診・検診は受診していないという方も3割を超えることがわかりました。
■以降の結果
『内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラなど)(7.9%)』『骨粗鬆症検診(3.5%)』『歯周疾患検診(3.2%)』『脳ドック(2.5%)』『肺・心血管ドック(1.6%)』『肝炎ウイルス検診(1.5%)』『PET検査(0.9%)』
〈図2-1・2-2〉
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206052125-O2-S4IynQak】
では、親御さんは年間で何回くらい健診・検診を受診していると考えているのでしょうか。
前の質問で『健診・検診は受診していない』以外を選択した方に、「親は年に何回くらい健診・検診を受診していると思いますか?」と質問したところ、『1年に1回以上(85.0%)』『2年に1回(10.7%)』『3年に1回(2.8%)』『4年に1回以下(1.5%)』という結果になりました。〈図2-2〉
少なくとも、年に1回は親御さんが健診・検診を受診していると思っている方が圧倒的に多いことがわかりました。
【健康のために親がかけている費用はいくらだと思う?】年間「5,000円未満」が最多に
では、親御さんはご自身の健康のために年間いくらくらいの費用をかけていると思っている方が多いのでしょうか。
〈図3〉
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206052125-O3-N10G8374】
「親は健康のために年間どれくらいの費用をかけていると思いますか?」と質問したところ、『5,000円未満(22.8%)』が最多となり、以降『5,000円以上10,000円未満(18.7%)』『50,000円以上(14.3%)』『10,000円以上15,000円未満(14.1%)』『15,000円以上20,000円未満(7.4%)』と続きました。〈図3〉
約4割の方が、親御さんが健康のためにかけている費用は年間10,000円未満であると思っている一方、50,000円以上かけていると思っている方も比較的多いことがわかりました。
■以降の結果
『25,000円以上30,000円未満(7.1%)』『20,000円以上25,000円未満(7.0%)』『30,000円以上35,000円未満(4.9%)』『35,000円以上40,000円未満(1.6%)』『45,000円以上50,000円未満(1.3%)』
【健康のためにはなにをすべき?】親に取り組んでほしいことは「適度な運動」が最多に
最愛の親御さんには、いつまでも健康でいてほしいという想いは多くの方に共通しているでしょう。
では、健康を考えるうえで、親御さんにはどのようなことに取り組んでほしいと思っているのでしょうか。
〈図4〉
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206052125-O4-Vyu0bK22】
「親の健康を考えるうえで取り組んでほしいことを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『適度な運動をする(44.5%)』が最多となり、以降『規則正しい生活を送る(42.0%)』『趣味を持つ(楽しむ)(37.9%)』『健診の受診頻度を高める(32.6%)』『食生活を見直す(30.3%)』『人間ドック・脳ドックなどを定期的に受診する(25.2%)』と続きました。〈図4〉
健康的な生活習慣はもちろん、趣味を楽しむことや健診の頻度を高めること、さらには、健診ではカバーできない検査ができる人間ドック・脳ドックなども定期的に受診してほしいなど、親御さんの健康を考えた場合、健診だけでなく検診も大切だと考える方が多いことがわかります。
■以降の結果
『検診の受診頻度を高める(16.5%)』『検診の種類を増やす(12.8%)』
【子どものサポートも大切!】しかし親の健康のために自身は「何もしていない」が圧倒的多数
では、親御さんの健康のために、ご自身はどのようなサポートをしているのでしょうか。
〈図5〉
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206052125-O5-TgT9L7Q5】
「親が要介護者とならないよう、健康のためにご自身はどのような行動をしていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『何もしていない(58.7%)』が最多となり、以降『健診・検診の受診サポート(19.4%)』『食生活のサポート(14.5%)』『運動のサポート(12.5%)』『人間ドック・脳ドックなどの受診サポート(10.4%)』『趣味のサポート(8.8%)』と続きました。〈図5〉
6割近くの方が、親御さんの健康のために何もできていない実態が浮き彫りとなりました。
一方、食生活や運動など、日常生活において病気の予防につながるサポートや、万が一病気になった際に早期発見・早期治療につながる健診・検診や人間ドック・脳ドックなどの受診など、できる限りのサポートを行っている方もいることがわかりました。
■【かけがえのない大切な親だから…】親御さんの健康のために行っていること
・公園で一緒にウォーキング(30代/女性/神奈川県)
・高血圧なので、食事の味付けで減塩を意識している。肉、魚、野菜をバランス良く食べさせている(30代/女性/福岡県)
・よく会話するようにしており、一緒に外出などしてエンタメを楽しんでおります(30代/男性/東京都)
・一緒にご飯を食べ、朝なら1日何をするか話したり、夜は、どうだったか話したり、次の日の予定なども話すようにしています(40代/男性/新潟県)
・自分の健康保険での検診受診のサポート(40代/男性/京都府)
・検診受診の大切さを教えて、受診したかの確認を行っている(40代/女性/兵庫県)
最愛の親御さんですから、できる限りのサポートをして、いつまでも健康で長生きしてもらいたいというお子さんの想いが伝わってきます。
父の日は健康に関するギフトを贈ってみませんか?
今回の調査で、60歳以上の親御さんについて、要介護者となった場合のことを考えていないという方は半数近くにのぼり、また、健診・検診の受診状況などを把握している方も約4割と少ない現状が明らかになりました。
さらに、親御さんが健康のためにかけている費用は年間10,000円未満だと思っている方が4割にのぼる一方、50,000円以上かけていると思っている方も比較的多いことがわかりました。
しかし、私たちスマートスキャン株式会社が4月に公表した「親としての自身の健康」に関する調査(*1)では、25歳~29歳の社会人の子を持つ方の半数以上(54.2%)が、自身の健康にかけている費用は年間10,000円未満であり、お子さんが思っているほど費用をかけていないのが実情です。
*1:「親としての自身の健康」に関する調査
https://kyodonewsprwire.jp/release/202205010699
また、親御さんの健康のためのサポートについて、何もしていないという方が6割近くで最も多いことが判明しました。
親御さんと離れて暮らす方にとっては、サポートしてあげたくてもなかなか難しいのも事実だと思います。しかし、かけがえのない最愛の親御さんですから、要介護者となるリスクを下げていつまでも健康でいられるよう、できる限りのサポートをしてあげることがとても大切です。実際、会話する機会を増やしたり、一緒に出かけたり、さらには検診の大切さを教えて受診を促したりして、親御さんの健康をサポートしているという方もいました。
もうすぐ父の日です。今年の父の日には、健診・検診のギフトを贈って健康をサポートしてあげたら、親御さんもきっと喜んでくださるのではないでしょうか。
父の日のプレゼントにもおすすめ!「スマート脳ドック」ギフトカード
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206052125-O6-0c31K48t】
大切な方へ気持ちのこもったプレゼントを!
父の日にはお父さんに、日頃の感謝とずっと健康でいてほしい気持ちとして、「スマート脳ドック」を贈りませんか?
スマート脳ドックの他にも、肺や心臓を検査できる「CT・心血管ドック」など、“未病のケア”のための各種検査メニューをご用意しております。
・「スマート脳ドック」ギフトショップ https://smartdock.base.shop/
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206052125-O7-V80jVPrQ】
※ 当該ギフトカードは、スマート脳ドックに掲載された医療施設での予約時にご利用いただけます。
※ ギフトカードに記載されたクーポンコードの使用有効期限は、ご購入から6ヶ月後の月末までとなります。
“受付からお帰りまで30分”の「スマート脳ドック」について
「スマート脳ドック」は、脳動脈瘤や脳梗塞、脳腫瘍などの自覚症状のない脳の異常を早期発見できる頭部MRIおよび頭部・頸部MRAの検査です。
Webでの予約と問診票の事前登録、受診結果をパソコンやスマートフォンで確認できるため、クリニック滞在時間を短縮し受付からお帰りまで30分。
撮像されたデータは、放射線科診断専門医と脳神経外科専門医によるダブルチェックを行っています。
万が一異常が確認された際も、結果に応じ専門の医療機関をご紹介。スピーディーな検査と継続しやすい価格で、これまでにのべ約7.5万件の検査を実施しています(2018年1月~2022年4月実績)。
・「スマート脳ドック」サイト https://smartdock.jp/
スマートスキャン株式会社について
「病気にならない世界」の実現に向け、誰もが気軽に受診できる画像診断の環境づくりをすすめています。「スマート脳ドック」サービスをはじめとする事業を通じ、多くの人が健康に暮らせる時間の創出に貢献していきます。
【スマートスキャン株式会社概要】
・社名:スマートスキャン株式会社
・設立:2017年2月
・所在地:東京都中央区日本橋人形町2-14-6 セルバ人形町2階
・代表取締役:濱野斗百礼
・事業概要:医療プラットフォームサービス「スマート脳ドック」運営、MRIシェアリングエコノミーサービス参加医療施設の「スマート脳ドック」導入と運営サポート事業、クリニックプロデュース事業、パーソナルヘルスケアレコード(PHR)の収集・解析による新規事業
・URL:https://smartscan.co.jp/
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202206052125-O8-EodB7Pdg】
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