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マーケティングDX支援サービス「Marketing Cockpit」提供開始


顧客接点(店舗・Webサイト・デジタル広告など)から得られるデータを統合・可視化・分析

2022年1月12日
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社

 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:真茅 久則)は、店舗・Webサイト・デジタル広告などの顧客接点から得られる購買履歴や行動履歴、顧客属性などのデータを統合・可視化・分析し、企業のマーケティング領域のDXを支援する「Marketing Cockpit(マーケティング コックピット)」を本日よりサービス化して提供開始します。

企業と生活者の接点は、店舗やダイレクトメール(DM)をはじめとするオフラインから、WebサイトやSNSなどのオンラインまで多岐に渡り、生活者が購買に至るまでのプロセスは複雑化しています。こうした背景から、企業は顧客の興味や行動特性を把握し、あらゆる顧客接点において、適切な内容・タイミングで、一貫性のある顧客体験を提供することが求められています。しかし、多くの企業では顧客接点ごとにデータが分断された状態で管理されており、一貫性のある顧客体験を実現するためのデータ利活用が進まないという課題を抱えています。

また近年、Web領域では個人情報保護の観点からサードパーティクッキー※注1の利用制限が強化され、リターゲティング広告※注2をはじめとする従来のデジタルマーケティング手法の費用対効果が低下するなどの影響が出始めています。そのため、企業が自ら顧客データを収集して活用する重要性が増しています。

この度、サービスを開始する「Marketing Cockpit」は、当社がクラウド上に開発した独自のシステム基盤を用いて、オンラインとオフラインそれぞれの顧客接点から得られる購買履歴や行動履歴、顧客属性などのデータを統合し、顧客行動や販促効果を可視化・分析します。さまざまな顧客接点のデータを俯瞰し、より適切な対象顧客や施策を明らかにして、本サービスをご利用いただく企業(お客様)にご提案します。データの統合・可視化・分析を当社がサービスとして支援することで、企業の販促のPDCAサイクル※注3を加速させ、最適な顧客体験の提供を実現します。

【Marketing Cockpitの具体的なサービス内容と提供価値】
1. Marketing Cockpitのシステム基盤を用いて、ECサイトや店舗(POS)の購買データ、Webサイトやアプリの行動データ、CRMシステムの顧客属性データなどを統合し、顧客行動や販促施策の効果を可視化・分析します。その結果をレポートとしてご提供することで、お客様は販促目標に対する課題を把握し、対策を検討できます。

2. システム基盤上では、当社開発のAIが複雑な顧客属性や行動履歴を解析し、顧客をセグメント化します。例えば、デジタル広告の配信やDMの発送に有効なセグメントと顧客リストを抽出して提供します。お客様はより適切な対象顧客が分かり、販促効果の向上に繋げられます。

3. 本サービスでは、Webサイトへの訪問者の閲覧行動に合わせ、パーソナライズされたコンテンツを適切なタイミングで自動表示させるといったWebサイト改善も可能です。また、顧客ごとにユニークなQRコードをDMに付加し、Webサイト流入後の行動を計測するようなオンライン・オフラインの連携施策も支援します。

4. 当社のシステムエンジニアがお客様に応じたシステムの設定と運用を行い、上記1.2.3をサービスとしてご提供します。お客様サイドでは、データを統合・分析するための新たなシステムやツールの導入が不要となり、IT技術者が不在でも本サービスを利用できます。

【Marketing Cockpitのサービスイメージ】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202201065765-O2-c5t3pRRw】 

本サービスにより、販促のPDCAサイクルのうち、効果の測定(Check)と次施策の最適化(Action)を当社が支援することで、お客様は戦略の立案(Plan)と実行(Do)に専念できます。また、効果の高い施策へ注力して販促予算を再配分するなどの改善活動により、マーケティングROIの向上が図れます。

富士フイルムビジネスイノベーションは、データを起点としたソリューション・サービスの価値提供により、今後もお客様のDX推進を支援してまいります。

※注1:ユーザーが訪問したWebサイトの運営者とは異なる第三者が発行するクッキー。複数のWebサイトを横断して閲覧した履歴を追跡するのに使われる。
※注2:自社サイトを訪れた人に対して、別のサイトで同じ商品やサービスの広告を表示する手法。
※注3:Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Action(改善)の4段階を繰り返して業務を継続的に改善する方法。

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