【2020×東洋大学】東京五輪は、SDGsの価値を体験し、新たな価値を見出すチャンス
東洋大学
<NewsLetter Vol.05>
東洋大学は研究成果である「知」で2020へ貢献します
東京五輪は、SDGsの価値を体験し、
新たな価値を見出すチャンス
本ニュースレターでは、東洋大学が2020年から未来を見据えて、社会に貢献するべく取り組んでいる研究や活動についてお伝えします。
今回は、社会学部社会学科 米原あき 教授に、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からみる東京五輪について聞きました。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202007152051-O1-z6lQ7G2t 】
社会学部社会学科 米原あき 教授
Point
1.SDGsが可視化される、東京五輪
2.ホスト国として評価されるには「共生」へのポジティブな対応を
3.社会学的想像力で見出す、SDGsの新たな価値
SDGsが可視化される、東京五輪
米原先生は、SDGs(持続可能な開発目標)の評価を専門領域のひとつとされています。どのようなきっかけで、このテーマに関わるようになられたのでしょうか。
もともと開発途上国の教育政策に関心があり、博士課程でアメリカに留学した時にタンザニアの研究に取り組みました。その後も、JICA(国際協力機構)の専門家として、途上国のプロジェクトに参加したり、途上国をテーマにした研究を続けてきています。その過程で私は、一つの国あるいはバイラテラル(二国間が協力する)レベルのプロジェクトでは、解決できない問題が山積していることを体験しました。そして、環境や経済、医療、教育などのさまざまな分野において、より多くの国が協力し合って解決するためのフレームワークが必要だと実感したのです。このような流れで、MDGsやSDGsといったグローバル目標について関心を持つようになりました。また、途上国研究を進める中で、次代の担い手である日本を含めた先進国の子どもたちが、どのような意識で世界を見るのかということが非常に重要だと思うようにもなりました。大学で教えることを本業にしたのもそのためです。学生たちがSDGsの知識や関心を持って、将来、社会貢献活動に取り組むきっかけになればという願いもあります。そんな未来のための種まきをするということも強く意識するようになりました。
東京五輪では、SDGsに配慮した運営計画が掲げられています。この中で、米原先生が着目されるポイントについてお聞かせください。
SDGsの関連領域というのは、公共政策が扱い得る領域のほぼすべてをカバーするといえるほど広く、抽象的で実感しにくいものも多く含まれます。例えば、「グローバル時代だから多文化共生が大切だ」と言葉にはできても、それが意味するところを日常生活の中で実感することは難しいかもしれません。しかし、五輪のような大きな国際イベントが開催されることで、実際にさまざまな国の人々を身近に迎え入れ、その人たちに向けた多言語表示の案内を街中で見かけたり、環境への配慮が具体的に示されたり、障がいを持ったアスリートの活躍を目の当たりにしたりと、SDGsの様々な概念をリアルな形で体験する機会が断然増えるでしょう。そういう意味で、東京五輪は、通常の生活の中では可視化されにくいSDGsの価値を実体化し、市民レベルに大きなインパクトを与えるのではないかと、期待して注目しています。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202007152051-O2-2o2rv0gJ 】
ホスト国として評価されるには「共生」へのポジティブな対応を
東京五輪がSDGsに貢献したと評価されるには、何が必要だと考えますか。
バリアフリー化された競技場や周辺施設、街中に設置された多言語案内などが「東京で五輪を開催して良かった」と評価される対象になるのは想像に難くないでしょう。しかし問題は、コンフリクト、つまり争いや利害の衝突などが起こった時に、いかに私たちがホスト国としてポジティブに対応できるのかということ。これが、評価軸としても、非常に重要ではないかと思っています。
一例として、五輪開催中は外部から人が入らないよう公園を閉鎖したらどうかという議論が起こった地域がありました。治安や騒音などに対する不安は理解できます。しかし、部外者は締め出す、という発想だけではなく、どうすれば訪れた人たちと一緒に気持ちよく過ごせるか、公園などの公共財をどうすればより良い形で皆と共有できるかを考えることもできると思うのです。そこには知恵と工夫が必要になります。外国語の案内表示を立てたり、皆で何かイベントを行ったりと、費用や労力を負担する必要も出てくるかもしれません。でも、それが「共生」というリアルな体験ではないでしょうか。世界から評価されるという点では、私たちが地域や個人のレベルで「共生」や「グローバル」といった意識を持つことも不可欠だと思うのです。
社会学的想像力で見出す、SDGsの新たな価値
SDGsの視点で、東京五輪の先に目指すべき未来とはどのようなものだと思われますか。
C・W・ミルズという社会学者が著書のタイトルにした「社会学的想像力/Sociological Imagination」という言葉があります。社会学的に物事を見るためには、今、目の前で起こっていることを、個人の体験として捉えるだけでなく、想像力をもって社会的事象として捉えることが大切だという考え方です。これは、SDGsの視点で、東京五輪を見ることにも置き換えられます。私は長年柔道をやっているのですが、先日、東京五輪の初種目にもなった男女混合団体戦の試合を初めて観戦し、伝統的に女性の参入壁が高かった柔道という競技において、男女一緒に力を合わせてチームで勝利を目指す、まさにSDGsにもあるジェンダー平等という価値が形になった一例を目の当たりにしました。この柔道の男女混合団体戦で実現しているジェンダー平等を、「こんな例もあるのか、すごい」で終わらせるのではなく、学校や職場、地域の活動などでどのように活かせるかと想像力を働かせ、社会の仕組みの中に普遍化することができれば、未来への一歩に繋がります。東京五輪がもたらすさまざまな現象や体験を、想像力をもって捉えることで新しく生まれるSDGsの価値が、きっと「レガシー」になるでしょう。
【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/202007152051-O3-80pBjSuh 】
米原 あき(よねはら あき)
東洋大学 社会学部社会学科 教授/Ph.D.(Education Policy)/専門社会調査士
専門分野:比較教育政策学、国際社会学、国際協力論、人間開発論、SDG評価、政策評価、社会統計、社会調査
研究キーワード:SDGs・人間開発、公共政策評価(プログラム評価)、社会統計・調査
著書:Human development policy in the global era [大学教育出版]ほか
【本News Letterのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。】
https://www.toyo.ac.jp/s/letter2020/
有吉弘行が衝撃、ケガで全治6カ月の治療受け「今どきこんなやり方するんだ」アナログ手法に驚き
有吉弘行、海外移住を発表した53歳芸人に鬼ツッコミ「単純に嫌われてるだけ?」地上波出演めぐり
【楽天】CS争い奇策ハマらず…則本昂大684日ぶり先発2回2失点「情けない」今後の起用法未定
【とっておきメモ】DeNA竹田祐の活躍は“腐れ縁”徳山壮磨の原動力 高校、大学…美容室でも遭遇
元NHKアナが初グラビア「自分の知らない表情ばかりで大きな発見」表紙&巻頭10ページで特集
【広島】新井監督、初対戦の中日ドラ1金丸に「初めて生で見て、やっぱりいい投手だなと」/一問一答
有吉弘行「怪我しました」の経緯告白、X線写真撮る前から「あっさり」医者に宣告され全治6カ月
松村雄基、舞台「祖国への挽歌」不死身の日系マフィアは「頭蓋骨命中の弾丸抜けていく」/連載7
ディカプリオが「人生最大の後悔」語る 「私の世代にとって深い意味を持つ映画」のオファー断り
【甲子園】もし今夏大会が7回制なら…日大三は決勝進出ならず それでも8回以降の逆転はわずか3度
深田恭子、トーク中突如「ごめんなさい…帰ります」と席を立ちスタジオ騒然 加藤浩次大慌て
堀江貴文氏、ネット騒然「スマホ使用1日2時間まで」条例案に“たった一言”でバッサリ
人気歌手luzさん急逝 2週間前に最後のSNS投稿「本当に全てに限界来てる」
不倫謝罪の人気女性YouTuber「法的措置」へ、本名や住所さらされ「度を超えた誹謗中傷」
えなこ、白のハイレグバニー姿で開脚ショット「刺激的」「最高かよ!」「見えそう」「満点です」
村重杏奈、パープル下着姿で大胆ショット公開「エロかわ」「セクシーの極みや」の声
眞鍋かをり暴露「こいつビジネスでやってる」霊感女性タレント ロケ号泣→直後けろっと男と連絡
コンビニ富士山に殺到の訪日外国人が迷惑行為 カンニング竹山が斬新?提案
見通し悪いカーブでヒグマ遭遇か 死亡男性、直前まで単独走 羅臼岳
「料理の鉄人」坂井宏之氏のレストラン「ラ・ロシェル南青山」12月で閉店「また、新しい姿で」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
新幹線“キセル乗車” 驚がくの手口とは
オードリー若林結婚で嫁の名前がソッコーで特定する動き始まる
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
深田恭子、トーク中突如「ごめんなさい…帰ります」と席を立ちスタジオ騒然 加藤浩次大慌て
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
水卜麻美アナ、生放送で突如号泣 スタジオ騒然 大粒の涙ボロボロこぼし「ごめんなさい…」
堀江貴文氏、ネット騒然「スマホ使用1日2時間まで」条例案に“たった一言”でバッサリ
大谷翔平と代理人バレロ氏が訴えられる、ハワイの高級リゾート住宅建設プロジェクトを巡り
あのちゃんが実名告白「もっと笑顔にしたい」38歳元アナ女優「めっちゃ暗い、何かたまってる」

有吉弘行が衝撃、ケガで全治6カ月の治療受け「今どきこんなやり方するんだ」アナログ手法に驚き
有吉弘行、海外移住を発表した53歳芸人に鬼ツッコミ「単純に嫌われてるだけ?」地上波出演めぐり
【楽天】CS争い奇策ハマらず…則本昂大684日ぶり先発2回2失点「情けない」今後の起用法未定
元NHKアナが初グラビア「自分の知らない表情ばかりで大きな発見」表紙&巻頭10ページで特集
【とっておきメモ】DeNA竹田祐の活躍は“腐れ縁”徳山壮磨の原動力 高校、大学…美容室でも遭遇
【広島】新井監督、初対戦の中日ドラ1金丸に「初めて生で見て、やっぱりいい投手だなと」/一問一答
有吉弘行「怪我しました」の経緯告白、X線写真撮る前から「あっさり」医者に宣告され全治6カ月
松村雄基、舞台「祖国への挽歌」不死身の日系マフィアは「頭蓋骨命中の弾丸抜けていく」/連載7
ディカプリオが「人生最大の後悔」語る 「私の世代にとって深い意味を持つ映画」のオファー断り
【甲子園】もし今夏大会が7回制なら…日大三は決勝進出ならず それでも8回以降の逆転はわずか3度