自分で買うのは躊躇しますが、もらうと嬉しい「ちょっといいもの」。
カタログギフトにはそんな「ちょっといいもの」が詰まっており、カタログをめくって選ぶ楽しみも味わえます。
今回は、そんなカタログギフトが頂ける株主優待をご紹介したいと思います。
株価その他の数値は5/19(金)終値の株価をもとに算出しております。
株式購入時には最低購入金額のほか、証券会社の手数料がかかります。
1. 全国の名産品が選べる~オリックス(8591)
総合リース国内首位の企業です。
リースのほか、グループ内での事業は不動産、信託銀行、保険など多岐にわたっており、プロ野球「オリックス・バファローズ」の親会社でもあります。
株主優待を実施しており、年2回、株主カードが発行され、提示するとオリックスグループの各種サービスを割引価格で受けることができます。
そして、年1回、「ふるさと優待」という、保有期間によって内容が異なったカタログを頂けます。
「ふるさと優待」と称するだけあって、北海道から九州まで、オリックスの取引先会社が扱う海産物・牛肉・お米・スイーツなど、各地の名産品を選ぶことができます。
また、グループで運営するすみだ水族館や京都水族館の年間パスポートや、野球観戦・ゴルフ場利用券を選ぶこともできます。
筆者は昨年すみだ水族館のパスポートを頂いて、大パノラマの水槽内を泳ぐ魚たちと、地面からニョキッと顔をだすチンアナゴに癒されてきました。
・ 最低購入金額 17万2,250円(100株)
・ PER 7.49 PBR 0.89
・ 権利確定月 3月末・9月末
・ 配当 52.25円/年
・ 配当利回り 3.03%
・ 株主優待 100株以上
株主カードの発行(3月末・9月末)
・ 京都水族館、すみだ水族館、新江の島水族館の入場料金10%オフ
・ オリックスレンタカー基本料金割引、中古車販売割引など
・ ふく料理「春帆楼」1ドリンクサービス
・ 全国40か所以上のゴルフ場でドリンク1杯無料
・ オリックス・バファローズ公式戦ホームゲーム優待 など
ふるさと優待(3月末)
各地域の取引先企業が販売する食品などが記載された、Aコース、Bコースのカタログの中から1品
Aコース … 3年以上継続保有
Bコース … 3年未満保有
2. 美味しいフルーツが選べる~日本エスリード(8877)
主に近畿圏でマンション企画開発、販売、賃貸事業を行っている企業です。大阪府でのマンション供給戸数はトップ級で、森トラストの連結子会社です。
こちらの株主優待は、年1回、3千円相当のカタログギフトを頂くことができます。
こちらのカタログの特徴は果物のラインナップが豊富で、しかも旬の時期を選んで送られてきます。
例えば桃は8月送付、マスカットなどは9月送付、みかんは12月送付となっており、いちばんおいしい時期の果物を頂くことができます。
もちろん、ハムや練り物、スイーツなど果物以外の商品からも選ぶことができるので、果物がお好きでない方も楽しめる優待です。
筆者はこれまで桃やラ・フランスなどを頂きましたが、どの商品もみずみずしく濃厚な味で、普段スーパーなどで購入するものと全然違う…と感動すら覚えました。
・最低購入金額 16万6,500円(100株)
・PER 6.12 PBR 0.74
・権利確定月 3月末
・配当 25.00円/年
・配当利回り 1.50%
・株主優待 100株以上 3千円相当のカタログギフト
3. ポイント制でいろいろ選べる~NSD(9759)
情報サービス業大手で独立系のソフト開発会社です。金融・サービス・製造など様々な業種に対し、システムの設計・開発・運用・保守まで行っています。
こちらの株主優待は、年1回、保有株数と保有年数に応じてポイントが付与され、ポイントと商品を交換できるカタログギフトが頂けます。
例えば、100株保有であれば、1年未満の保有でしたら1,000ポイント頂けますが、1年以上3年未満保有で1,500ポイント、3年以上で2,000ポイント付与されます。
さらに、このポイントは株式を売却しない限りは最大3年まで繰り越せるので、ポイントを貯め、より高価な商品と交換することも可能です。
カタログの商品も、肉・海産物・加工品・スイーツなどの食品から、タンブラーやバッグ、入浴剤、キッチン用品などの日用品や電化製品まで、様々なものからポイント数に応じて交換できます。
昨年末に頂いたカタログでは、最大3万ポイントで交換できる商品に、なんと自転車まで載っていました!
さらに、こちらの企業の株主総会では、お土産にも、カタログギフトが自社で栽培された青菜とともに配布されていました。
・最低購入金額 19万5,100円(100株)
・PER 16.75 PBR 1.93
・権利確定月 9月末
・配当 44.00円/年
・配当利回り 2.26%
【株主優待】保有株式数・保有期間に応じて発行する優待ポイント
普段、自分で購入するのはためらわれる…、という商品も心置きなく選ぶことができる「カタログギフト」ですが、どんな商品が紹介されているのかワクワクしながらカタログを開く時、注文して商品が届き箱を開けるとき、の2度楽しめることが醍醐味ですよね。
株価その他の情報は変更される場合があります。ご自身でご確認の上、自己責任で投資頂くようお願いいたします。(執筆者:吉井 裕子)