フィンテック、Ai(人工知能)、IoT(物のインターネット)、ロボット社会。安倍首相本人が「アベノミクス第二ステージの鍵」と言う第四次産業革命。
関連銘柄に関しては、以前の記事でも取り上げさせて頂きました。
しかし、ここに来て、再度、投資の機運が高まっています。きっかけは、5日に開かれた自民党の党大会です。
安倍首相の総裁任期が、連続3期9年へ正式に延長決定したのです。
今後、アベノミクスの核となる、第四次産業革命。来たるビッグなウェーブに乗らない手ないでしょう。
期末は個人主体の売買になりやすい。
時期的なことを考えても、中小型株に資金が集中しやすいタイミングと言えるでしょう。
いわゆる、期末要因が絡む時期なので、機関投資家は積極的にポジションを作りに行きにくい。
よって、ここからは個人主体で中小型のテーマ株が物色対象になる可能性が高いのです。
安倍首相の任期延長で、第四次産業革命関連への注目も高まります。セオリー通りの順張りが、最も効果的な投資法と想定します。
小池都知事のスマートシティ化も後押し。
小池都知事が掲げる東京大改革。その柱の一つに、「東京都の国際金融拠都市化計画」が挙げられます。
予算の付け方を見ても、この施策に対する本気度合いが理解できます。
マーケットへの直接的な影響は限定的かもしれませんが、個人の投資マインドを高める点では、非常にポジティブと言えるでしょう。
特に、フィテック分野に関しては思惑買いが入る可能性もあるでしょう。
東京都は、海外企業の積極誘致や、フィンテック関連企業と国内金融機関のマッチングも積極的に進めようとしています。
小池都知事の国際金融都市化計画が買いのきっかけになるケースも想定されます。
目先の本命はフィンテック
第四次産業革命関連で、目先の本命はフィンテック関連でしょう。
直近のマーケットでは、AiやIoT関連に資金が流れていたこともあり、同関連銘柄の中では若干出遅れ気味です。
順調に上昇を続けていたGMOペイメントゲートウェイ(3769)もここに来て調整入り。
東証一部に鞍替えをしてまもないセレス(3696)についても、材料出尽くしで売られ気味です。
同社に関しては、直近決算は5期連続の最高益ですから、そろそろ押し目買いが入ってもおかしくないでしょう。
また、みずほFG、三井住友FGは共に仮想通貨取引所の国内最大手に投資。
同関連銘柄である、インフォテリア(3853)やアイリッジ(3917)あたりも、物色対象になる可能性があるでしょう。(執筆者:徳田 陽太)