FXを始めるときに通貨ペアの選択を何にするのか迷う方も多いと思います。
自分が日本人なら、ドル円を選ぶのが無難な選択になると思います。
今回は、売買によって利益を上げる「譲渡益」で無難な通貨ペアの選択をしていく話をします。
安全に儲けたいと思うのが人の心理
安全に確実に儲けたいというのが一般の心理であって、何も危険な思いをしてまで儲けたくないという方は過半の意見になると思います。
FXの「スワップ金利」
ポジション次第で金利を得ることができます。金利には、相場に勝とうが負けようが関係ない「配当益」があります。
安全策を考える方は金利収入での利益を考えればいいのですが、為替変動や金利の高い国はリスクがあるということを忘れてはなりません。
ドル円、実は円高になる可能性を追求していく通貨
以前の記事で書きましたが、ドル円というのは非常に割安な通貨ペアであって円安方向に行くことに掛けてポジションを構築するのには、不向きな通貨ペアになります。
この辺は
と言うトランプ大統領の根拠になるのです。
割安過ぎるからリスク発生時に円は買われる
経済の原理原則からいえば、先進国通貨の中で一番割安な通貨は「円」になるのです。
ここから円安にいくのは爆発的な日本の経済成長に期待するほかありません。
しかし現状の日本は円安と原油高にしか経済成長の糸口はなく、むしろ今の円高や原油安の影響を受けてデフレの心配をしなければいけない状況なのです。
つまり、円高に行く可能性のほうが高いということです。唯一、上げるとすれば補正予算が国会を通過すればそのばらまきから若干、GDPが上昇をするくらいです。
「円」の本来の役割
日本円は本来、円高方向にかける通貨です。
ほかの先進国通貨
ポンド
最近、ブレグジットの問題で急落をしていますが、今、現実にはドルに対して1%程度しか買われていません。
また、春にこの通告を行うことによって、また急落する可能性も秘めていますので、さらに安く買える可能性のある通貨です。
ユーロ
2%程度しかドルに対しては買われておらず、割安な圏内といえるでしょう。
日本円
ドルに対して50%以上買われているとも言われています。
ドルは基本的には好景気に挟まれ、誰が大統領であろうと経済成長は見込まれる大国ですので買われるのは仕方のないことです。
推奨するのはポンド
ポンドはブレグジットの前までドルに対して、基準値から30%以上も買われすぎの状態だったのです。
まともに経済を運営していけば、まだEUを離脱したわけではないので、ブレグジットの国民投票前と全く状況は変わっていません。
つまり、ここから10~30%高は、見込める通貨と言えるでしょう。(執筆者:角野 實)