年末年始の出費は計画的に準備しておかないと現金が足りなくなり、ATMで引き出すと手数料がかかる場合もあります。
今回は年末年始にかけて予想される出費と事前対策について、11月末から12月末まで行動計画とともに紹介します。
忘年会は幹事を務めて得をしよう【11月下旬~】
大規模な企業などは既に忘年会の計画をされているはずですが、小さな企業・グループや個人的な集まりはこれからお店探しをするはず。
そこで、本来なら避けたい幹事の役割を自ら務めて得をする手法をおすすめします。
1. ポイントが貯まる予約サイトを使う【11月下旬~】
最近では当たり前になってきていますが、ぐるなび等の紹介サイトを使うと予約人数やコースに応じてポイントが付与されるサービスが行われています。
ネット予約であれば、希望する人数・時間が対応可能かどうかも瞬時に把握できるため、「片っ端から電話する→埋まっていた」というリスクもありません。
2. 支払いは現金で集めてカードで払う【12月上旬~】
幹事であれば支払いも取りまとめるはず。
その際は現金で集めて、クレジットカードやQUICPay・iDといった電子マネーで払うと、当然その分のポイントも付与されるので得になります。
仮に1%還元のカード利用でも、4,000円×10人で飲み会をしたらその支払いに対しての還元額は400円。
十分なメリットと言えるでしょうし、後述するような「現金」が必要なケースの為に、手元にお金が残るのも地味にメリットとなります。
直接交渉もアリ?
チェーン店では難しい方法ですが、個人経営のお店・レストランの場合事前にお店が忙しくない時間帯に電話や直接来店して、価格・内容を交渉するのもアリです。
大人数の場合お店側にもメリットがあるため「●●人で利用するので、1人●●円で頼めないか?」といった限定コースを考えてもらえば、ネット予約ではありえない値段・内容で利用する事も出来るため、ポイント分以上のメリットが得られる可能性もあります。
お年玉を用意する際の注意点
従来の常識であればお年玉を用意する際の注意点は以下の通り。
新札で用意する
忌み数字を避ける(4,9等)
ポチ袋に入れる向きに気を付ける
前述した幹事を務める事で、集まる会費で手元に現金は残りますので、新札が混ざっていればそのままお年玉に流用出来ます。
ただし、既に使われたお札であれば銀行で両替しないといけませんが会社務めだとタイミングが難しく、お昼休みをつぶしかねません。
そういった際の対策ですが
ホテルのフロントで両替してもらう
会社の総務部などで両替してもらう
といった裏技があります。
ホテルの場合、メインは結婚式でのご祝儀目的ですが、宿泊客やサービス利用者であれば相談してみる価値はあるはずです。
また、会社員が銀行に行きづらい事も会社は分かっているはずなので、冠婚葬祭用などでストックしている新札が無いか相談するのもアリです。
それぞれ目的があって用意されている新札なので、上司のお子様など重要な局面でどうしても新札が用意できないピンチの時だけに利用は抑えましょう。
現金「以外」のお年玉について【11月末~】
今の時代であれば、「現金以外でのお年玉」という手もありえます。
相手方との関係性次第ではありますが、図書券やギフトカードなどであえて使用用途を絞る=勉強に役立ててほしい・無駄遣いはさせないというメッセージを込める事も出来ます。
ギフトカード系であれば、街のチケットショップで少し安く購入できたり、
福利厚生系サービスサイトでも通常より安く出回っていたりする事が多いです。
同じ考えの人が多いのか、年末に向けて品切れになりやすいので、早めに買ってしまうのが吉でしょう。
ゲームが好きな子ども達には、Google PlayギフトカードやApple Gift Cardといったeギフトカードが喜ばれる可能性があります。
未成年はクレジットカードを作れないため、ソーシャルゲーム等で課金が必要な場合に直接アカウントにチャージできるeギフトカードは、ゲーマーな子どもにとっては喉から手が出るほど欲しいプレゼントになるはず。
ただしそういった課金要素があるゲームをしているか、両親はそういった課金要素を認めているか等、事前に確認する必要がありますが、今の時代ならではのお年玉と言えます。
商品券やギフトカードであれば新札も不要なので両替に行く手間もなし。
さらに、支払いが引き落としなら年末にお金を用意する事もありませんので、渡す側にも出費タイミングが分散するというメリットにもなるのです。
投資している人は「売り」時に要注意!【12月前半までに】
積立投資など切り崩しを想定しない投資をしている方は別ですが、個別株や仮想通貨取り引きをしている方で、年末年始に備えるために少し売って現金に戻す動きは毎年起こっています。
特にリアルタイムで値動きをする仮想通貨はグーっと落ちる可能性もあるため、タイミングを逃すと思った以上に安く売る事になってしまったり、本来は手放す気が無かった方がこのタイミングの値下がりで慌ててしまい損切と思って売ってしまうなんて事も。
画像は過去ビットコインが12月にどういった値動きをしたかのグラフです。
2020年こそ急騰しましたが、それ以外はおおむね下落しており、12月に入ってからは売りが強い傾向が分かります。
現金化を目的とした売りの場合は、あまり年末に近くない12月前半などに手を付けてしまい、逆に長期保有を想定している方は年末年始の上下動するチャートはあえて見ないという方法も。
急落する数字を見て落ち着かない人もいるはずなので、この時期は「そういうもの」と捉えて心穏やかに過ごしましょう。
行動計画を立ててお得に年末年始を乗り切ろう
飲み会やお付き合いでのお年玉の用意、バーゲンセールや福袋など年末年始はなにかと出費が重なりがちです。
仕方ない物もあるため、今回のように「使い方」を工夫するだけで少しでも節約・お得な対応が出来るのでご自身の出来る範囲で試してみてください。
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